ラスティン「興味あるなら今夜あんたも一緒に来る?」
ラン「きゃ……!?」
ラスティン「夜遊びしたことないだろ?色々教えてあげるよ」
ラン「ちょ……っ」

突然のことに、恥ずかしさと怖さで躯が動かない。
別に手を掴まれているわけでもないのに、
ラスティンの紅い瞳に射竦められて呼吸も巧く出来ない。

ラスティン「何を教えて欲しい?酒の飲み方?水煙草の吸い方?賭け事?」
ラン「わ、私は別にそんな……っ、あのラスティン、離れ……っ」
ラスティン「それとも男遊びしたい?俺でいいなら一晩中相手してあげるけど?」
ラン「な……何言って……っ」
ラスティン「先に聞いたのはそっちなのに」
ラン「それは……っ」
ラスティン「そろそろ堅苦しい学生生活に疲れて羽目を外したくなったのかなぁって」
ラン「そんなこと……思ってない……っ」
ラスティン「じゃぁ何故?」
ラン「……っ」
ラスティン「もしかして……───俺が他の女と遊んでるのが許せない?」
ラン「!?」
ラスティン「なーんてね!」
ラスティン「冗談冗談、真っ赤になっちゃって可愛いなー」
ラン「ラスティン!」
ラスティン「女連れだともてないから連れて行けないんだ、ごめんねー」

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