ラン「あ、有難うございます、シャオレイさん、でも……あの人が怪我してるみたいなので……」
シャオレイ「え?ああティファレトのこと?彼なら平気よ、こんなの日常茶飯事だもの」
ラン「!?」
シャオレイ「丁度いいわ、どうせそのルナリアの花を届けに行くんでしょう?紹介してあげる。ティファレト!」

ティファレト「……シャオレイ?」
シャオレイ「ほら、この子よ。例の魔剣の」
ティファレト「ああ」
ティファレト「ルナリアの花摘み係を、メフィストから押しつけられたんだって?」
ティファレト「僕はティファレト。この街で傷の治療や薬の調合、時々占星術で身を立てている、しがない魔法使いだ」
ラン「よ、よろしくお願いします……」
ラン(すっごく……綺麗な人……)
ラン(ユリアナが言ってたのは、彼だ)
ラン(睫毛も私より全然長いし、こんな男の人もいるのね……)

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