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SCENARIO
ジェド
「レビ、黙って……!」
レビ
「う、ぇっ……!?」

今度は立場が逆になり、私がレビを壁際に追い詰める。

ジェド
「今、ラヴァンが通ったから」
レビ
「あ、ああ……」
ジェド
(ごめんラヴァン。一度見逃すって決めちゃったから。今度は容赦なく突き出すよ……!)

レビのことを諦めたのか、別の用事を思い出したのか、ラヴァンは早足に通り過ぎて行った。
けれどまた戻って来ないとも限らない。
念の為、もうしばらく静かにしていたほうが、と思った時だった。

レビ
「………」

何か言いたげなレビと眼が合ったので、極力小さな声で問いかける。

ジェド
「……何?」
レビ
「いや……ちょっと……。なんか照れた……」
©2016 IDEA FACTORY
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