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SCENARIO
ジェド
「ここ、は……?」

真っ暗だ。
あたりを見渡すと、
まだ夜明け前の、私の部屋だとわかる。
呼吸が乱れて、全身に汗をかいていた。

ジェド
「はぁ……はぁっ……」

部屋の冷気に触れて、
一瞬で汗が氷のように冷たくなっていく。

ジェド
(寒い……。でも……右眼は、熱い。燃えてるみたいに……)

きっと、赤く染まっているだろう。
早く、鎮めないと。
大丈夫。全部夢だ。誰にもバレてない。

ジェド
「わたし……は……、違う。俺は、ジェドだ……」
©2016 IDEA FACTORY
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