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SCENARIO

パンとシチューが食卓に並び、全員が席に着く。
賑やかな雰囲気で教会でのランチが始まった。

ラヴァン
「冷えた体が生き返るな。美味い」
レビ
「兄貴は何を食べてもだいたい同じ感想だからな……」

肝心のエルリックは、パンは食べているもののシチューはやはり進まない。
スプーンの先でキノコの欠片を端に追いやっているのが見えた。

ジェド
「行儀が悪いよ、エルリック」
エルリック
「野菜は食べるよ」
ジェド
「そうじゃないよ。せっかくロレンスが作ってくれたのに」
ロレンス
「大丈夫。エルリックはいい子だから食べられるよね」
エルリック
「う……」
ジェド
「そこまで個性強いかなぁ、キノコって。ハーブとかならまだしも。そんなに味はしないよね?」
エルリック
「違う、味は嫌いじゃない。食感がイヤなんだ……。あのぶにぶにした感じ」
ジェド
「ふぅん……?」
レビ
「まあ苦手なもんは苦手だけどなぁ」

エルリックをかばうような発言をしながらレビはベーコンを皿の端に寄せる。

ジェド
「……レビ。バレてるよ」
レビ
「あ、やっぱり?」
ラヴァン
「年長者がそれでどうする。手本を見せるべきだろう」
©2016 IDEA FACTORY
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