WORLDCHARACTERGALLERYSYSTEMSOUNDSPECIALINFORMATION
ヴィオレット
「……盗み見るなんて、ずるいわ」
ルイ
「それは失礼。だが、水に触れたせいで指先が冷えてしまったのでは?」
ヴィオレット
「お気遣いなく。少ししか触れてないから、大丈――」
ルイ
「――ああ、やはり冷えてしまっているね」
ヴィオレット
「っ!? な、何をするの、いきなり……」
ルイ
「失礼、姫があまりに可愛らしかったものだから。つい、ね。
……君はレーヌらしく振る舞っている時よりも、今の方がずっと魅力的だ」
ヴィオレット
「また、そんな冗談を……」
ルイ
「いや、これは本心だよ。
現に私は、こうして君の愛らしさに突き動かされてしまった」
ヴィオレット
「け、けれど、わたしがあなたに求めているのは……」
ルイ
「恋人としての愛ではなく、騎士としての忠誠だろう? 心得ているさ」
ヴィオレット
「……っ!」
ルイ
「そこまで慌てて離れずとも、これ以上迫りはしないよ」

©2019 IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY

SHARE
LINEで送る