月下ノ国の公子。
宮廷で、蝶よ花よと育てられた箱入り。
心が美しく、人を疑う事を知らない。
髪色が王家と違ったため、
現国王の父から冷たく接されていた。
ある日、亡くなったはずの異母兄・紫惺が突如戻ってくるも、
蛇と話せる不思議な力で苦境を脱した。
龍節の夜に行われた『口伝ノ儀』にて胡家の真実を聞かされ、
王が龍の影に噛み殺されてしまう。
その瞬間、自身の本来の姿が
四聖獣の一つ《応龍》であると思い出す。
主人公を助けるために婚姻を結んだが、
優しく強いお互いの芯に触れ、
本物の夫婦へと変わっていく。