マツリカ村で暮らす少女、愛馬は、ナル。
族長家で育てられ、族長の息子フェイとは共に育った仲。
生まれつき、原石から価値ある宝玉を見分ける
“炯眼”を持っていて、宝玉鑑定士を任せられている。
亡き母親は、未婚のまま主人公を宿したことで、
村の守り神である《蛍聲様》との子ではないかと
言われていたが、
白狼族の王ゼベネラが景星節の夜に
嫁として迎えに来たことで、
父親が白狼族の
亡き郡王・グスネラであることが判明した。
混ざり血である凶ノ子《タオ・ウー》として恐れられ、
村八分にされていたところ、
火が熾せないはずの村が燃えたことで、
運命が変わっていった――。