• Top
  • Story
  • Characters
  • System
  • Gallery
  • Sound
  • Special
    new
  • Blog

new
new
new
new
new
[Bloody Nightmare] Scenario
ギラン
「ヒャハハハッ、た、頼むゥ?
バッカじゃねェの?
そんなの聞くわけねェだろォ?」
騎士
「おげえええっ……ゲホッ……うげええっ……!」

ギランはそう言って、恐怖に引きつった騎士の眼前で
牙を剥いた獰猛な笑みを作って見せた。

アルル
「……何か、面白いことはわかったか?」
ギラン
「んー?
いろいろわかったけどォ。
もう一回しゃべらせてみるゥ?」
騎士
「ゲ……ッ、ぐ……!!」

何度も意識を失う寸前まで締め上げられては、
情報を引き出された騎士はすでに朦朧としているのか、
ただただ濁った呻きをあげるだけだ。

ギラン
「ほら、アルルが聞いてンだろォ?
オレ様に話したみたいに、言って聞かせろよォ。」
騎士
「ぐ……ッ!!」

びくんびくんと騎士の四肢が痙攣するように震える。

ギラン
「ほら、話せって。」
騎士
「げ……ッ、ぐ、げ……ッ。」

だらだらと、泡交じりの唾液が騎士の顔を汚す。
それに顔をしかめて、アルルは手をひらりと揺らした。

アルル
「醜いな、余計な手間をかけるな。
時間が惜しい。
聞きだしたなら、オマエが話せ。」
ラス
「……酷いな。」
ギラン
「酷い、じゃねぇヨ?
これ普通だから。」
LINEで送る

©Rejet ©2016 Rejet / IDEA FACTORY