• TOP
  • STORY
  • CHARACTERS
  • SYSTEM
  • GALLERY
  • SOUND
  • SPECIAL

夜の闇から滲み出るように現れたのは、
この場にまったく似つかわしくない、
車椅子に乗った老婦人。

だけど細められた彼女の瞳には、
老いを感じさせない強い光が宿っていた。

オムニブス
「初めまして。
フランケンシュタイン博士。
そして……アイザックの呪われた娘」
カルディア
「……! どうして私のことを……!?」

全身が、ざっと冷えた。

背中を氷の手で撫でられたかのように。

フラン
「あなたは、いったい……?」
オムニブス
「その様子だと……
サンはまだ何も話していないのね」

老婦人は微笑を湛えたまま、
私たちとの距離を詰める。

どういうわけか彼女の車椅子は
ひとりでに動いているようだった。

オムニブス
「私の名は、オムニブス。
【イデア】という――ある組織の総帥を務めているわ」
©2016 IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY
ツイート LINEで送る