• TOP
  • STORY
  • CHARACTERS
  • SYSTEM
  • GALLERY
  • SOUND
  • SPECIAL
  • INFO.

――上手く会話ができない。

自分のことだけでなく、
フランの動きや言葉のひとつひとつが
いつもよりずっと気になってしまう。

私がそんな様子なせいか、
フランも落ち着かない様子で、
私から目を逸らしていた。

カルディア
「…………」
フラン
「…………」
カルディア
「そ、そうだ。私、紅茶淹れてくるね」
カルディア
「皿洗いも終わってるはずだから、フィーニスも呼んで――」
フラン
「――! 待って!」
カルディア
「!」

逃げるように去ろうとした私を、
フランの腕がしっかりと掴む。

そして、いつにない強引さで、
フランは私を振り向かせた。

フラン
「……フィーニスは呼ばないで」
フラン
「君とふたりきりで、話がしたいんだ。
……カルディア」
©2020 IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY
LINEで送る