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				玻ヰ璃[ハイリ]=ラリック
				「憂漣さん……?」
			
 
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				だが次の瞬間、私は憂漣さんが何をしていたのかを理解することになる。
			
 
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				憂漣[ユーレン]=ミュラー
				「ほら、君はこんなにも簡単に脈拍も体温も上昇させている。
				 ほんの少し近づいて、触れただけなのに……」
			 
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				玻ヰ璃[ハイリ]=ラリック
				「なっ……!?」
			
 
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				煽るような言葉に頬に熱が走る。
				
				つまり憂漣さんは、あえて距離を縮めることで私の気持ちを無理矢理煽ろうとしていたのだ。
				
				激昂して手を振り払おうとするが、憂漣さんはますます手首を握りしめて離さない。
			 
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				玻ヰ璃[ハイリ]=ラリック
				「くっ……!」
			
 
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				憂漣[ユーレン]=ミュラー
				「おや、また速くなった」