テミラーナ国の強運姫と悲運騎士団

本作の舞台『テミラーナ国』を含む、6つの国によって構成されている世界。
この世界では『生まれた月』によって就ける職業等が決定されてしまい、運命を変えるには神に祈りを捧げるしかないとされている。

『エトルディア』を構成する6つの国のうち、最も国土の小さな国。
絶対君主制で、王族・貴族・平民・下民の4つに分類された身分制度がある。
また、しきの守護神『ウォルンタール』を崇める文化が根付いている。

運命を決定する指標となる、『生まれた月』のこと。
この世界の人々は、運星月がいつかを示す『紋章』が手首の内側などに刻まれて産まれてくるため、素性を偽ることもできない。

テミラーナ国王の直系血族は、16歳で成人すると自分の騎士団を持つことが習わしとなっている。
騎士になった者は、下民や平民でも例外的に貴族と同等の待遇を受けることができる。

テミラーナ国内の至る所に咲いている白い花。
この花は主に、年に五回開催される『デュエルム』と呼ばれる腕比べの決闘大会で使用される。
デュエルムに出場する騎士達は胸に花を差して戦い、花を剣で散らされれば負け、最後まで花が無事ならば勝ちとなる。

光を司る神『ルクス』を崇める信徒達の集団。
ウォルンタール神を信奉するテミラーナ国の中では異教扱いされ、かつては弾圧されたこともあった。