|
玉依姫と守護者について
|
緋色の欠片について
|
ロゴスと典薬寮について
|
蒼黒の楔について
|
司会進行の大蛇卓と――。
狐邑祐一だ。
狐邑君、今日はよろしくお願いします。
あなたとならそこまで話が脱線することもないでしょうから、
ほっと一安心といったところですね。
俺も大蛇さんとなら安心です。
ふふ、きちんと説明して、
我らが姫に私たちの実力をアピールしましょうね。
む。それは大蛇さんと言えども負けられませんね。俺は全力でいきます。
大蛇さんも全力できてください。
いえ、ここは2人で争うのではなく
2人で協力して説明するコーナーですからね。
他のコーナーのみなさんに
負けないように、私たちが頑張って説明しましょうと伝えたのですが……。
少し、わかりづらかったでしょうか?
いいえ、今の説明で理解しました。
気にせず話を進めてください。
では、気を取り直して。
【ロゴスと典薬寮】についての説明を始めましょうか。
はい。
まずはロゴスから説明していきましょう。
ロゴスとは、鬼斬丸を狙って季封村に
訪れた世界の真理を求める秘密魔術結社のことです。
なぜ鬼斬丸を狙うのか、その理由については一切不明。
まあ、ろくなことに使われないとは思いましたけどね。
世界を滅ぼすほどの力を、
善行に使うとは考えがたいですからね。
ええ。
私たちは鬼斬丸の封印は絶対に解けないと彼らに伝えましたが、
聞き入られませんでした。
話し合いで解決できないのであれば、戦うしかない。
俺たちはロゴスと戦うことになるのだが……。
まさか、その中心人物があんなに幼い少女とは夢にも思いませんでした。
当時10歳の少女ですからね。
アリア・ローゼンブルグは4人の従者と共に鬼斬丸を奪取しようとしていました。
アリアは聖女(モナド)と呼ばれているんですよね。
はい。そして、聖女アリアを中心として活動していた。
私たちはもちろん彼らから鬼斬丸を守らなければいけません。
だが、彼らと俺たちの戦力差は歴然としていたんだ。
ああ、ロゴスとの戦いは【緋色の欠片】を参照してほしい。
私たちはまずは敵を知ろうと調査に乗り出します。
敵を知って己を知るといいますからね。
調査の結果、過去何度もロゴスが季封村を訪れていることが発覚し、その都度
撃退されていることを知ったんですよね。
はい。それらの調査やもろもろの事情を乗り越えて、
私たちはロゴスを撃退することができたんです。
大蛇さん。その、もろもろの事情とはなんでしょうか?
時間の都合と、大人の都合で割愛させて頂いてます。
気になる方は本編を確認してみてくださいね。
そうそう、緋色の欠片ではロゴスの統率者は四賢人ですが、
蒼黒からニールに変わっています。
ロゴスにもいろいろあった、ということですね……。
時が過ぎれば、移ろいゆくものもある、ということでしょう。
さて、長くなってしまいましたが
次は【典薬寮】について説明しましょうか。
典薬寮とは、何百年も前から、カミと人、
カミとカミの間を調停、管理して来た国の機関のことです。
オボレガミのように人に
あだなすカミもいますからね。
放っておいて、後々禍根を残されるのは
人もカミも望んではいません。
そのために典薬寮は存在しているが、
基本的に季封村には関わらない姿勢を保っていました。
季封村には鬼斬丸という世界を滅ぼす力があった。
典薬寮も鬼斬丸を恐れて近寄れなかったんでしょう。
ええ。ですが、鬼斬丸の封印が今にも破られそうになり、
そうも言っていられなくなった。
放っておいたら、世界は滅びてしまいますからね。
そのことを危惧した典薬寮は調査員として芦屋さんを派遣します。
ぼんやりしているように見せかけて
実は切れ者というタイプの人ですね。
確か……彼には部下がいた気がするのだが……。
そうだ。多家良清人(たからきよと)でしたね。
ものすごくおしいですが、違います。
多家良清乃さんです。
彼女は我らが玉依姫に芦屋さんは叔父だと説明していたそうですが……。
実際は上司と部下の関係だった。
それをあいつが知った時は、さぞやショックを受けたのだろう。
多家良さんは彼女にとって、戦いとは
関係ない一般人だと思っていましたからね。
ああ。だが、最後はきちんと仲直りできたんですよね?
はい。ケンカをしても仲直りをできる関係こそ、
本当の友人というのでしょうね。
さて、典薬寮の説明はここまでにして……、
実は典薬寮側も蒼黒で新たな人物が登場します。
五瀬、でしたね。
典薬寮もロゴスと同じように変化があったということなんでしょう。
ええ……。
さて、これで【ロゴスと典薬寮について】の説明は終わりです。
ご清聴ありがとうございました。
次回は【蒼黒の楔について】で、司会は狗谷と凛だ。
次で最後になりますので、ぜひ見てみてくださいね。
では、司会の大蛇卓と――。
司会の狐邑祐一でお送りしました。
|
玉依姫と守護者について
|
緋色の欠片について
|
ロゴスと典薬寮について
|
蒼黒の楔について
|
© IDEA FACTORY / DESIGN FACTORY