金烏玉兎典きんうぎょくとてんとは?


新規攻略対象キャラクター・玉彗ぎょくすいとの
物語をお楽しみいただけます。
主人公が、混ざり血・凶ノ子《タオ・ウー》であると
判明(※前作:第四節)した景星節の夜、
族長アゲドの指示を待たなかった村人たちによって、
マツリカ村を追い出されたことで枝分かれしていきます。
――炯眼誕生の秘密が今、明らかに。これもまた天命か。

あらすじ


とある明け方。
月下ノ国・西方の森を深く分け入った先、
霧煙る醫院いいんに酷く傷ついた少女・ナーヤが辿り着いた。
そんな彼女を黙して受け入れたのは、独り身の医者、玉彗。
しかし彼は、炯眼をいとう反応をみせる。

「貴嬢が視界に入ると古傷が痛む」
「怪我が癒えたら、元いた場所に戻るといい」

言葉は少なく、心の距離も遠いまま。
それでも養生する日々の中で、薬草採りや食事作り、
醫院の手伝いを通して、少しずつ二人の距離は縮まっていく。
けれどナーヤの傷が癒えるにつれ、
刻一刻と別れの時が近づいていた――。

玉彗が頑なに口を閉ざす「古傷」とは何か。
ナーヤが持つ炯眼との関係は?

二人が巡り合う時、忘れ去られた命運が呼び起こされる。
悠久の時を超えて、捻じ曲げられたもう一つの真実が、
ついに明らかになる――。