カウントダウンバックナンバー

7日前:フエン

長い年月、取り戻したいと願った人がいた。
だが、愛し、共に未来を見たいと思ったのは、お前だ。
もう二度と、愛しい人を喪うわけにはいかない。
もう二度と、愛しい人を泣かせるわけにはいかない。
だから私は――咎を引き受ける覚悟をした。
随分とお前を待たせてしまったが、安心して目を開いて欲しい。
私たちの未来には幸福が訪れると、期待して欲しい。
今より七日ののち…… 『俺』はお前の側に在るよ。――フェイとして

6日前:カルマ

あと、むいか!カルマ……オマエと、また……あえるッ!
うれし、い!で……も、グルッ……すこし、こわ……い。な、んで……?
オマエのこ、と……かんがえ、ると、ねれなイ。
ねぶそく……き、から、おちる……とり……とれ、なイ……グルッ。
だ、か……ら……さか、な……とって……まって、る!
は、やく……となり、きて!

5日前:ゼベネラ

我が妻よ、そんなに心配しなくていい。ヘイ、バイ、フイは強き狼だ。
この広い雪原で生きる術を、我々よりも多く知っている。
前にも一度、急にいなくなった時があったのだ。
その時も数日後、何事もなかったように戻ってきたからな。
あっ……あ、いや。今思い出したのだが……その時、沢山の子狼を連れて帰ってきたんだ。
親狼とはぐれてしまった子たちを助けたのだろう。
それで一時、我が群れが騒然となった。
子狼たちがあまりに暴れん坊でな。……今回もそうなるかもしれない。
消えた日を鑑みると、あと五日も経てば戻ってくるだろう。
家族が増えることを、我が妻も覚悟しておいて欲しい。
今のうちに、彼らの食料を貯めておこう

4日前:胡 青凛

ようやく、あと四日になりましたね。
即位後の王妃が、国を回る風習があるとはいえ、私もついていきたかったものです。
貴女と会えない時間が寂しくて、つい果珠淵に逃げ込んでしまいました。
ここは人界とは時の流れが違いますので、少しでも貴女との再会が早まれば良いと思ったのです。
ふふ、王が国を空けるだなんて、燕來がいたら叱られてしまいますね。
そろそろ戻ることにします。
あと四日、妙連みょうれんの花びらの枚数を数えて待ちましょう。
一千枚近くあるそうですが、どうか数えきる前に早く帰ってきてくださいね

3日前:玖 燕來

中々夫婦の時間が取れず、すまない。あと三日もすれば、この激務は落ち着くはずだ。
今も寝食は共にしているが、それだけでは夫として役目を全うできていないと感じている。
常にお前の心に寄り添いたいと考えながらも、私の力不足でこの始末だ。
お前が今、何に喜び、何に困っているのかも、完璧に思い測ることができない。
それで、夫と言えようか。
一方でお前は、いつも私のことを気にかけ、助けてくれている。
机に引っ掛けほつれた袖も、翌日には直っていた。お前が繕ってくれたのだろう?
感謝している。
…… あと三日。あと三日だけ、私に猶予をくれ。
必ずや、お前が誇れる夫として、隣に立つと約束しよう

2日前:ルヲ

可愛いオレの奥さんへ。
風が味方してくれて、あと二日もすれば、島に戻れそうだ。
すぐに戻れるはずだったんだが、思ったより商談に時間がかかっちまって待たせてごめん。
寂しくさせた分、土産も、土産話もたっぷり持って帰るから、期待しててくれよ。
話したいことも、したいことも、いっぱいあるんだ。 ――寝かせてあげられないだろうから、覚悟しててくれよな?
まずは、奥さんに口づけして……
って、ははっ、今君がどんな顔をしてるか想像できるよ。
『もう、ルヲ!』って、早く君に怒られたいな。
可愛いオレの奥さん。会えるのを楽しみにしてるよ。 ――君の夫のルヲより

1日前:玉彗

……なんだ、この胸騒ぎは。
明日を迎えるのが怖いと思うのは、百年ぶりだが……あの時とは少し違う……か。
何かを失うのではなく、何かを得てしまうような……?
川の流れが変わり、私の元へと福が運ばれてくる……のか?
いや――罪を背負う私が何かを得るなど、分不相応な考えだ。
この胸騒ぎが呼び起こした、単なる幻想だろう。
明日、何が起きようと、私は今まで通り、医者の責任を果たすだけだ。
困っている患者を助ける。――ただそれだけの話だ

発売日:フェイ/フエン

俺はずっと……使命を果たすために、この気持ちを忘れようって思ってた。
『お前の幸せ』を願えればいいって。
でもそれは、俺の弱さだったんだ。逃げだったんだよ。
未来を期待して、無様に裏切られるのが怖かったから……
定められた天命に抗うのは無駄だって、心のどこかで諦めてたんだ。
……だけど、もうそう思うのは止めた。
お前も、俺を幸せにしたいって思ってくれてると知ったから。 ――どうせ壊れる運命ならば、お前と逃げて生き延びたい。
やり直そう、今度こそ『お前と幸せになる』って決めたんだ。

『マツリカの炯-kEi- 天命華燭伝』
本日発売!

発売日:ルヲ

やあやあ、ただいま!君に会いたかったよ。
時間はかかっちまったが、今回もいい条件で取引できたんだ。
帰ったら君が待っててくれるって思うと、力が湧いてね。いつも、ありがとうな。
さてと……まずは何の話からしようか。
変面人形芝居にも使えそうな、不思議で面白い話を色々と仕入れたんだ。
ん?そんな顔してどうしたんだ?あぁ、手紙のこと意識してくれてるんだな。
可愛いな。
約束は守らなきゃね?ほらおいで、奥さん。まずは、口づけをしよう。――今夜は寝かせないよ。オレだって我慢してたんだから。

これは、一双で語り逢う愛の調べ。
『マツリカの炯-kEi- 天命華燭伝』
本日発売だ!

発売日:玖 燕來

『――どうせ業を背負うなら、お前と命を繋ぎたい』
そう願ったのが、既に遠い昔のようだ。
願いに恥じぬよう、我々は今共に、幸福の中で生きている。
私たち同様、民にも幸福が届くよう、国政に日々精進しなければならない。
だが、私には妻との時間も大切なのだ。錆びた翼では、遠くまで飛べない。
お前と時間を共にし、翼を磨き続けたい。
――三日前の約束通り、今日この瞬間より、お前が誇れる夫となろう。
愛している。

これは、一双で語り逢う愛の調べ『マツリカの炯-kEi- 天命華燭伝』
本日発売だ

発売日:胡 青凛

おかえりなさい。恋しい人。
我々がこれから守っていく国はいかがでしたか?広大で、とても美しいでしょう?
民の皆さんも、貴女に会えて嬉しそうにされておりましたね。
月下では、王妃にお花を贈るのは親愛の証なのですよ。
何故お花を貰ったのを知っているのですかって?
ふふ、実は応龍の姿になって、貴女の様子を空の上から見ていたのです。
貴女に会えず、寂しくて果珠淵に逃げこんだこともあったのですが、そこで自分が龍だということを思い出しまして。
貴女の元までひとっ飛びでしたよ。もっと早く気が付くべきでしたね、ふふ。
――私も……改めて民の姿を見て、身が引き締まりました。
貴女と私で、いい治世にしましょう。

――これは、一双で語り逢う愛の調べ『マツリカの炯-kEi- 天命華燭伝』
本日発売です

発売日:ゼベネラ

ヘイ、バイ、フイが戻ってきたな。
予想通り、暴れん坊な子狼たちを沢山引き連れている。
多めに準備したつもりだが、一日で食いつくされてしまいそうだ。
また狩に出なければ……あっ。――おい、火にそれ以上近づいては火傷する! ヘイ、教えてやれ。
――なっ!腹は簡単に見せてはいけない! バイ、教えてやれ。
――待て、それは食べ物ではない! フイ、ちゃんと教えてやれ。
はぁ、やはりこうなるのか。すまぬ、我が妻よ。
お前にも力を貸してもらうことがあるかもしれない。
だが……群れが賑やかなのはいいことだ。
この声につられて、太陽が覗きに来るかもしれぬ。
そうすれば、この雪山も、もっと生きやすくなるだろう。
その日まで、誰一人欠けることなく、生き延びよう。
共に生きる事を選んでくれて、ありがとう、我がつがいよ

――これは、一双で語り逢う愛の調べ。
『マツリカの炯-kEi- 天命華燭伝』
本日発売

発売日:カルマ

あっ! そこに水場があるから、ナルに水をあげようか。
ずっと僕たちを乗せて、走りっぱなしだったからね。
近くの屋台で、君の好きな物を買って、僕たちもお昼にしよう。
あっ、ごめん! 急に笑ったりして。
いや、ね。毎日君と一緒にご飯食べているのに、その度に幸せだなって思うから、自分は相当な果報者だなと思って。
――こうやって風を感じながら、好きな人と、好きなものを、ちゃんと箸を使って食べて、美味しいねって笑い合えるのって、僕にとっては奇跡なんだ。
どんな形であっても、君といると、この奇跡はずっと続くんだと思う。
あ、今日はあの屋台にしようか!
肉包[ロウパオ]、美味しそうだねでも、菜包[ツァイパオ]も捨てがたい!

――これは、一双で語り逢う愛の調べ『マツリカの炯-kEi- 天命華燭伝』
本日発売

発売日:玉彗

目を覚ましたか。ゆっくり起き上がってみなさい。
怪我が早く治るよう、治癒力を高める薬草を塗ってある。
肌は極力見ないよう対処したので、安心してもらって構わない。
……貴嬢が誰で、どこから来たのかには興味がない。
私はこの森で醫院を営む医者だ。
医者の責任として、困っている患者を助けただけに過ぎない。
怪我が癒えたら、元いた場所に戻るといい。
そうでなければ……私の胸騒ぎが当たってしまうのだから。――どうせ罪を重ねるなら、君に罰せられたい。

『マツリカの炯-kEi- 天命華燭伝』
本日発売