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佐藤 忠信
「兄者! いよいよあと6日で源氏と平家の合戦が始まるぞ!」

佐藤 継信
「ああ、この日をどんなに待ちわびたことか。義経様と共に全力を尽くそう」

平 知盛
「ふむ、6日後に義経と……ね。せいぜい私を楽しませてくれると良いのだが」

佐藤 忠信
「な、平知盛!? 何故ここに!」

平 知盛
「さあ? 戦が始まるともなれば敵方の様子を窺うのは当然のことだろう?」

平 知盛
「本当は教経あたりに押し付けたかったのだが……まあ、あの義経がこうも期待されていると知れたのは、なかなか興味深いね」

平 知盛
「出方によっては直々に相手をしてあげよう。そう義経にも伝えておくといい」

佐藤 継信
「! 速い……逃げられたな」

佐藤 忠信
「言うだけ言って帰るとは。次会った時は絶対に逃がすものか!」

佐々木 高綱
「昨日、継信たちが知盛と会ったらしいよ! 義経様のことも気にしてたみたいだし戦でも何か仕掛けてくるに違いないってさ」

武蔵坊 弁慶
「うむ、相まみえるのは5日後か。ここは迎え撃つ準備をしておかねば」

佐々木 高綱
「もちろん! 俺や皆もいるんだし平家になんか負けないよ!」

佐々木 高綱
「ああでも、義経様は初陣で緊張してるかも。ね、頼朝様」

源 頼朝
「……いや、義経ならば心配は無用だろう。都でも武勇に優れていると噂になっていたようだしな」

武蔵坊 弁慶
「おお、頼朝殿が期待をかけていると知ればきっと義経殿もお喜びになるでしょう」

佐々木 高綱
「仲良し兄弟か~、いいね~」

武蔵坊 弁慶
「いいですな~」

源 頼朝
「……その緩んだ顔はどうにかしろ」

佐藤 忠信
「うーん、こちらも敵情視察に来たはいいが知盛の姿はないか……あ!」


平 重衡
「ねえ教経、聞いた? 源氏側の奴らが俺たちを倒してやるって息巻いてるらしいよ?」

平 教経
「知盛が言うには4日後が開戦のようだな。ならば俺も力を尽くすまで」

平 教経
「待っていろ義経……お前を倒すのは俺だ。決して逃しはしない」

平 重衡
「あはは、すごい意気込みだね。まあ久々に暴れられそうだから俺も楽しみにしてるけど」

平 教経
「なら手合せでもするか?お前とならいい勝負になる」

平 重衡
「ふーん? じゃあ相手してあげる。こてんぱんに負かしても泣くなよ」

平 教経
「ふん、言ってろ」


佐藤 忠信
「……教経と重衡か。奴らもかなり厄介だ。帰ってすぐに報告しないとな」

春玄
「平家とぶつかるのも、あと3日後か。ここは万全の態勢で臨みたいが……高綱と継信殿は何をしてたんだ?」

佐々木 高綱
「もちろん平家を迎え撃つ準備だよ。忠信が言うには、教経も重衡もやる気満々だったらしいから」

佐藤 継信
「それと、騎馬の鍛錬もしてきた。義経様のご提案で高綱殿と三人でな」

佐藤 継信
「やはり殿も戦を意識しておられる様子。 念には念を入れておきたいと仰せだったよ」

春玄
「な、なるほど……だからこんなに 武器と馬具が散乱しているんだな」

佐々木 高綱
「あはは、そうなんだよね。でも義経様の戦にかける熱意を見たら俺たちもしっかり付き合わなきゃって思って」

春玄
「そうだな。あいつはここへ来るために強く覚悟を決めてきたからな。……俺もしっかり支えてやらないと」

佐々木 高綱
「わあー、幼馴染の春玄が言うと重みが違うね」

佐藤 継信
「たしかに……だが今は皆で励む時。次は忠信や弁慶も交え、戦支度を進めよう」

佐々木 高綱
「おー!」

平 重衡
「兄上ってば最近機嫌がいいよね。そんなに2日後が楽しみなの? 妬けちゃうなあ」

平 知盛
「重衡は私に構われていないと寂しいのかい?」

平 重衡
「兄上と一緒にいると面白いからね。でもまあいいよ。それなら教経で遊ぶから」

平 教経
「ふざけるな。それより源氏側の動向だ。戦に備え、着々と準備を進めているらしい」

平 重衡
「相変わらず真面目だよね、教経は。どうせ俺たちの方が強いんだし好きにさせとけばいいじゃん」

平 重衡
「息つく暇もなく倒してあげるよ。あの義経だって俺と兄上には敵わない」

平 知盛
「ああ、そなたも義経に興味があったのだったね。それなら二人で遊んであげても良さそうだ」

平 重衡
「いいね、それ。だったら少しずつ追い詰めて可愛く泣かせてみようかなあ」

平 教経
「はあ……悪趣味な奴らだ。付き合ってられん」

春玄
「いよいよ明日だな、弁慶」

武蔵坊 弁慶
「うむ。殿と挑む初めての戦だ。必ずや勝利を収めてみせるぞ」

源 頼朝
「……意気込むのはいいが、お前たちは今日なにをしていた?」

源 頼朝
「よく見れば、衣服が汚れている。戦支度だけでそうはなるまい」

春玄
「あ……実は、平家を迎え撃つために皆で鍛錬をしていたんです。それでこんな恰好に」

武蔵坊 弁慶
「いやあ、殿がかなりお強くて拙者もつい張り切ってしまいました」

源 頼朝
「……まあ良い。それで戦働きが出来るのなら問題はない」

武蔵坊 弁慶
「はい! 明日からの戦、見事活躍して御覧にいれましょう!」

春玄
「ずっとこの調子だが……張り切りすぎて倒れるなよ、弁慶」

源 頼朝
「ついにこの日が来たか……皆、覚悟はいいな」

武蔵坊 弁慶
「はっ!」

春玄
「はい!」

武蔵坊 弁慶
「これまでずっと修行を重ねてきたその成果を見せる時。遅れは取りませぬ!」

春玄
「どんな困難が待ち受けていようと戦い抜く覚悟です」

源 頼朝
「ならば良い。この戦いは熾烈しれつを極める。義経と共に我が軍を勝利へ導け」

春玄
「はい!」

武蔵坊 弁慶
「承知!」


平 教経
「いよいよ戦が始まるか。今頃、源氏側も支度を整えているはず」

平 教経
「義経……貴様の武勇を俺に見せてみろ。どの程度のものか、見定めてやる」

平 知盛
「ふふ、傍にいるだけでそなたの覇気にあてられそうだね」

平 教経
「ふん、俺のせいにせずともお前も奴と相まみえる気でいるのだろう」

平 知盛
「そうだね。私にしては珍しいが……どうやって翻弄してくれるのか楽しみだよ」


源 頼朝
「ビルシャナ戦姫、源平飛花夢想」

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