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源 頼朝 役 古川 慎さん

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

平家との戦いを制して鎌倉幕府を開くなど歴史に名を残した源頼朝という人物を、どう表現して作り上げればいいのかと悩んで、声色の調整やお芝居の方向性などを考えて収録に臨ませて頂きました。
一介の武将であり源氏を統べるひとりの男であるということを踏まえて、声色は頼朝のビジュアルを見た方が彼の声を聞いて「おっ」と思ってもらえるよう頭領らしさを意識しています。
主人公の義経や源氏に対する気持ちの表現の仕方などは特に気をつけて、楽しく演じさせて頂いております。

演じられたキャラクターの魅力と、演じる上で意識した点についてお聞かせください。

僕のなかでは頼朝は各ルートで見えかたが違うキャラクターだと思っていて、大きく分けて芝居をしています。
このインタビューを読んでくださっている方が頼朝を好きになっていれば、彼のルートでどんな顔を見せてくれるのかがいちばん気になるところだと思うのですが、そのときの彼も他ルートとは違う姿を見せているので注目して頂きたいです。

本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。

頼朝は意外と嫉妬深いというか拗ねやすいところがあるんです。
そんな彼の一面を垣間見ることができるシーンでは、その塩梅をどこまで出していいのか迷ったところもあるのですが、「意外とかわいいところがあるんだな」と感じられる面白いシチュエーションになっているのではないかと思います。
頼朝以外のルートでは“悪役”を意識して演じているところがあるので、彼のルートで見られる姿にはクスっとなる部分もあるのではないかなと。

最後に、発売を楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。

この作品は、キュンキュンするような甘いシーンもたくさんあるのですが、根底として扱っているテーマやお話の流れがものすごく泥臭くもあり、ちょっとした英雄譚でもあるので、ひとつのビジュアルノベルを読むようにプレイして頂きたいなと。
歴史上の人物であるキャラクターたちそれぞれに、いろいろな特徴や内面、ルートが用意されていてどのルートも非常に濃くなっているので、頼朝も含めて全ルートをプレイして、義経というひとりの人間の結末を見届けて頂きたいです。

平 知盛 役 福山 潤さん

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

ワード数もそれなりにあり、終わってみると達成感はかなりありましたね。
僕が演じた平知盛は、物語のどのルートにでも出てくるキャラクターでしたので、それぞれのキャラクターのルートによって、少しづつ雰囲気も違っていると感じました。
いろいろな彼の側面を演じることができたので、大変やりがいがありましたね。

演じられたキャラクターの魅力と、演じる上で意識した点についてお聞かせください。

源頼朝がヒーローであるならば、知盛はどちらかというとその正反対の悪役というポディションのキャラクターです。
浮世離れしたというか、享楽的に生きていたりだとか。もしくはいろいろなものを切り捨てているようで、なかなか掴みどころのない人物です。
そんな彼が、主人公である源義経のことになると気持ちが高ぶったり、それこそ彼女に執着をしているというのを見せる場面があります。
そういったシーンではふだんの彼から変化がついていて、面白くなるところかなと思っています。

本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。

見どころというよりは、演じていてルートによって見せる顔がかなり違う人物でしたので、その時々のやり取りが楽しかった。
なので、義経を追う知盛が、義経とともに生きるのか、義経とともに滅ぶのか、その対極の彼のシーンはとても印象深いです。

最後に、発売を楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。

知盛は僕の演じてきたキャラクターのなかでは珍しいタイプの役だったのではないかなと思います。 最近、声優生活が20年を超えて、最初は地球を守る側の役を演じることが多かったのが、地球を攻める側の役にも回ってきました。
今回は見事にあなたを攻め落とそうとするキャラクターになりますので、ぜひともいろいろな方々に守られながら知盛に侵略されてください。
最後までお楽しみ頂けますと幸いです。

平 教経 役 河西健吾さん

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

シナリオのボリュームもあり、さらに戦のシーンが多いキャラクターだったので叫び疲れました(笑)。
でも、気持ちのいいキャラクターではあるので、終わったあとの爽快感もすごくあります。
教経は平家の軍勢を率いる総大将的な立ち位置なので、威厳や力強さを出していかないと……って思いながら演じています。

演じられたキャラクターの魅力と、演じる上で意識した点についてお聞かせください。

平家は意外と都のなかで圧制を敷いていて、民から嫌われるような生きかたをしているんですが、教経に関しては潔く侍としての生きかたをしているキャラクターです。
なので、あまり表裏がない子なのかなという印象があります。
傍から見ていても、潔いキャラクターだと思うので、やはりそこは妙な駆け引きはなく、言葉のキャッチボールもストレートに投げて返してってやっているイメージでした。
相手側はもしかしたらいろいろな思いがあるのかもしれませんが、教経が返すぶんは彼なりの本心をまっすぐに返しています。
主人公のことは最初、よきライバルとして見ているんですが、徐々に関係性が変わっていきます。
彼も男なので、自分だけのものにしたい的な欲も出てきて、そこは男の子だなって思いました(笑)。
でも、駆け引きするタイプではなく、ドンと「好き!」という気持ちが出る恋愛になると思います。

本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。

史実に基づいている作品ではあるので、歴史ものが好きな人ものめり込んでもらえる深いお話だと思います。
歴史は人によっていろいろな解釈があると思うのですが、学校で聞いたことがあるシーンもありますし、この作品ではこういう見かたをするんだという発見もあって、勉強にもなる作品なのかなという気がしています。
プレイヤーの分身的な主人公が義経なので、いっしょに世界観に浸って頂けるような感じになるんじゃないかなと思います。

最後に、発売を楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。

月並みになってしまいますが、この作品に出られてすごくうれしいです。
源氏と平家の戦いは、小学生のころの社会の勉強で好きだったので箇所なので、そういう意味でもお話を頂けたときはワクワクしました。
実際にやらせて頂いて、すごく面白い作品だと僕自身も感じておりますので、ぜひとも皆さまにお手にとって頂き、楽しんで頂けたらありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

武蔵坊弁慶 役 梅原裕一郎さん

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

お話自体はとても面白かったのですが、時代物の作品ということもあり、難しい文章や大河ドラマのようなセリフ回しも多く収録はかなり大変でした。
ただ、これまでほかの作品でここまでちゃんとした昔の言い回しのものはなかったので、本当に勉強になりましたし、まだまだ精進が足らないなと僕自身反省が多かったです。

演じられたキャラクターの魅力と、演じる上で意識した点についてお聞かせください。

弁慶というと日本人なら誰もが知っている人物で、姿形や声の太さなどなんとなくの共通認識があると思うのですが、僕はそこまで声が太いわけではないので、この作品のお話を頂いたときに大丈夫かなとすごく不安だったんです。
でも、最初の収録の際に女性向けゲームのキャラクターだということを大前提として、キャラを作ってほしいと説明を頂いて。
いわゆる弁慶然としたものではなく、この作品の弁慶がもつ包容力や優しい部分、そして戦のときはとても頼りになる、という部分を重視しました。
僕のなかにもあった共通認識の弁慶というのは置いて芝居を組み立てたので大変ではありましたが、すべて録り終わってみたらけっこう好きなキャラクターになれた気がします。

本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。

五条大橋で義経たちと合うシーンなど序盤の弁慶は、まずは悪役っぽく演じて、後々の弁慶とはまた違う印象を与えてほしいとディレクションでも頂いたのでかなり悪そうな感じで演じたんですが、そこが楽しかったですね。
もちろんふだんの弁慶も楽しいんですが、僕は基本的に悪役が好きなのでそういう空気を味わえたのは面白かったなと思います。
戦のシーンでは声を張ったり手に汗握るシーンが多いのですが、義経と弁慶が浜辺を歩いてたり、子どもと遊ぶシーンは、すごく癒されるなと僕自身も感じましたし、このゲームをプレイされる方もそこに癒しを感じて頂けるのではないかなと思います。

最後に、発売を楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。

この作品は源平合戦という、おそらく知らない方はいないのではないかなというくらい有名な題材をモチーフにしています。
歴史に詳しい方はもちろん楽しめると思いますし、なんとなく名前しか知らないという方でも、作品に出てくる人物や戦の名前、地名などは歴史にのっとったものなので、興味を持って調べて頂くのも面白いと思います。
この作品は主人公とそれを取りまく人物たちがすごく魅力的で、各ルートによっては印象が変わる部分が多いのではないかなと思いますので、ぜひ全ルートを攻略して頂きたいです。よろしくお願いいたします。

春玄 役 斉藤壮馬さん

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

骨太なストーリーで、史実をなぞって展開する部分もあれば、大胆なオリジナリティ溢れる部分もあって、シナリオがすごく面白いなと思いながら収録させて頂きました。
戦で声を張るところがあって、甘いセリフだけじゃなく、かっこいいところや遮那王のことが大切すぎてお節介を焼き過ぎちゃう幼馴染ならではのところなど、春玄のいろいろな一面が見られて楽しかったです。
あとは、やはり時代ものなので、「○○殿のものなのだろうか」などの硬い言い回しもあって苦戦をしたところもありましたね (笑)。

演じられたキャラクターの魅力と、演じる上で意識した点についてお聞かせください。

春玄は遮那と兄弟同然に育った幼馴染ポジションで、歴史上にはいないこの作品独自のキャラクターです。
主人公の義経が女性だという設定も相まって、幼馴染ポジションとしてすごく効果的なキャラクターだと思っていて、遮那に近い目線で大きな歴史の流れを体感しています。
見た目は美少年ですが、内面は源氏の流れを組む者として筋が通ったキャラクターですし面倒見もいいです。
彼は遮那と本当の家族のような関係を築いていて、遮那が大事だという気持ちをつねに軸に持って行動していています。
さらに、優しさとそれゆえの厳しさも持っているので、かなり気持ちのいい人だなと思いました。
弁慶などほかのキャラクターといっしょにいるときは、わりと苦労人気質というかツッコミ役に回ることも多かったのでそこも楽しかったですね。

本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。

ひとつは個人の物語ではなく、平家と源氏という大きな血筋を背負っている人たちの壮大な血族の物語であることですね。
それぞれが背負っているものがどう絡み合っていくのかを見て頂きたいです。
史実をご存じの方なら察していると思うんですが、源氏と平家の戦いがどんな帰結を迎えるのかがひとつのクライマックスになっていて、僕は史実で変えられないところをすごくうまく利用しているなって思いました。
春玄ルートでもかなりそれは感じていて、官位にまつわる話の部分の展開は感動しました。
僕はもともと奥州藤原氏が好きで、源平合戦はいろんな話の題材にされるくらい史実としての面白さもあるし、それをフィクションとしてもきれいに昇華しているので、とくにクライマックスにかけてのシーンは各ルート見どころがあると思いますね。

最後に、発売を楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。

個性的なキャラクターたちが戦場のなかで生きる重厚なストーリーが壮大なスケールで描かれています。
まず推しのルートをクリアして頂いて、それから別のキャラのルートをやってもらえると、大幅にシナリオの見えかたが変わってくると思うので、ぜひ全キャラのルートをプレイして作品の全貌を体感してください。

平 重衡 役 逢坂良太さん

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

全てのキャラクターの中でおそらく一番ぶっとんでいるキャラクターなので、演じていてすごく楽しかったです。

演じられたキャラクターの魅力と、演じる上で意識した点についてお聞かせください。

感情の動きが大きいのでつきぬける時は全力でやるようにしました。普段の姿も普通とは違う感じが出るように意識しました。

本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。

戦闘シーンで多く登場するキャラクターなので、その時のキレっぷりを楽しんでほしいですし、仲良くなるルート?もあるのでそこはまた違う重衡が見られておすすめです。

最後に、発売を楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。

最初は少し「何だコイツ…」となるかもしれませんが、全部やり終えた時に意外とかわいく見えてくると思います。
重衡以外のキャラクターも個性が強いので驚くと思いますが、どんどんのめり込んでいける物語だと思うので楽しみにしてもらえればいいなと思います。

佐藤継信 役 近藤 隆さん

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

こういう伝奇ものに近い戦記ものは、いつも楽しいですね。
色々なことを考えながら収録できます。
今回も役回りをはじめ色々なところで楽しませていただきました。

演じられたキャラクターの魅力と、演じる上で意識した点についてお聞かせください。

物腰やわらかに見えますが、立派な奥州の侍です。
日常と戦時との切替は意識していましたね。
継信はそういった意識を切り替えるポイントが多いのでやっていても楽しいです。

本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。

たくさんあるんですけどね。まだ言うわけにはいかないでしょう。
(義経様と2人だけで会話するシーンならありますけど)
詳しくは、プレイしていただいて…というところですね。
あと、ちょこちょこ史実とは違う話にしている件があったりします。

最後に、発売を楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。

題材としても解釈としても興味深い作品です。
ぜひ隅々までプレイして、作品世界を味わっていただきたいですね。

佐藤忠信 役 小西克幸さん

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

今までありそうでなかった時代。
あまり歴史には詳しくないのですが、聞いたことのある名前がたくさん出てきて、収録している時、学校の授業を思い出しました(笑)

演じられたキャラクターの魅力と、演じる上で意識した点についてお聞かせください。

イラストを始め見たときにわりと艶のある感じなのかなと思いましたが、台本を読んでみると元気印でした(笑)
スタッフさんと相談したところパーティのムードメーカーになれればとのことでしたので、そこは意識して演じました。

本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。

僕の出番を逃さないで下さい!!

最後に、発売を楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。

ぜひともゲームをプレイして下さい。
そして歴史を勉強するのです!!
楽しんで下さいね!!

佐々木高綱 役 天月さん

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

イラストから世界観までとにかく熱量の籠ったこの作品、戦乱渦巻く時代を全力で生き抜くそれぞれのキャラクターたちに圧倒されました。
僕自身もとにかく楽しく収録させていただき、フィナーレへ向けて高まっていく物語に終始ドキドキしっぱなしでした!

演じられたキャラクターの魅力と、演じる上で意識した点についてお聞かせください。

時代柄どうしても、会話や雰囲気が固くなってしまうようなシーンでも高綱は常に自分のペースを崩さず優しさと明るさを持っていました。
キャラ毎の会話の懸け橋になっていたりする場面も多く、とにかく快活さを失わないよう精一杯演じさせていただきました。
高綱はかわいいぞ、みんな高綱を可愛がろう。

本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。

自身のキャラということもあり、やはりサブルートでしょうか...!
もちろん他ルートでも高綱の良さは出ているかと思うのですが、ここにきて急接近彼らしい義経への想い方で僕もドキドキしてしまいました。
どうかみんな幸せになってくれ(涙)

最後に、発売を楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。

今回、OP&ED そして佐々木高綱の声優として大きく作品作りに関わらせていただきました。
発表からお待たせしてしまった分、皆さんの手に届くのがより一層楽しみです!
是非とも彼らの生き様を見逃すことのないよう、最後まで見届けてあげてください!