Story



すべての秘密はその街に眠っている――

時は、20世紀初頭。
舞台は、第一次世界大戦直後の南イタリア『ブルローネ』。
この街を支配するのは、ブルローネ・マフィアと呼ばれる3つの組織。
ブルローネで静かに暮らす主人公『リリアーナ』は、
とある事件をきっかけにいずれかの組織へと身を寄せることとなる。
なぜ彼女が狙われるのか。
なぜ彼女は求められるのか。
期せずして鍵を握る存在となった『リリアーナ』は非日常へと巻き込まれていく――。

BURLONE



【ブルローネ】


イタリア王国プッリャ州フォッジャ県に位置する。
イタリア半島のアキレス腱と呼ばれる場所に位置するアドリア海に面した美しい街。
観光客も多い、歴史ある交易都市。

一方で、ブルローネは古くから【ヨーロッパの裏口】という別名で知られる街であり、
古くから【マフィア】に支配されていた歴史を持つ。
この街において彼らの権力は絶大で、国の干渉をほとんど受けることがない。
大きく5つの地区に分かれている。

現在のブルローネにおいて、『ブルローネマフィア』はファルツォーネ、ヴィスコンティ、老鼠の3組織を指す。

【ファルチェ地区】


ブルローネの5区画のうち、ファルツォーネファミリーが支配する地区。
一番専有面積が広く、上品で整然とした町並みが続く。
古くからの住民も多く、ファルツォーネ支持者で占められている。

【クレタ地区】


ブルローネの5区画のうち、ヴィスコンティ一家の支配する地区。
ファルチェ地区に次いで二番目に大きい。
通りには商店が立ち並び、ブルローネで一番賑やかで、流通が活発。
観光客の姿も多く見受けられる。

【ヴェレーノ地区】


チャイニーズマフィア『六凰会』の下部組織である老鼠の支配する地区。
他の地区に比べて狭小だが、人口密度は高い。
住民のほとんどが中華系の移民となりつつある。
治安が悪く、ブルローネの住民はあまり近寄りたがらない。

【アルカ地区】


中立地帯であり、この地区ではマフィア同士の諍いは御法度とされている。
教会や警察署、病院など公的機関が多く集まる。

【ストラノ地区】


廃墟などが立ち並ぶ区画。
スラムと化している。

ファルツォーネファミリー


【マフィア】という言葉が使われる以前より、
ブルローネの土地を支配してきた『ファルツォーネ家』の当主をカポとするファミリー。
血筋主義で構成員はイタリア系のみ。

伝統と格式、掟を何よりも重視する。

ヴィスコンティ一家


ファルツォーネ・ファミリーの世襲制並びにイタリア系のみを重んじる伝統に反旗を翻した者達により、
新たに作られた歴史の浅いファミリー。
国籍や血筋は関係なく、優秀なものであれば幹部にも登用される。

慣習を良しとせず、リベラルを掲げた組織。

老鼠/ラオシュー


数年前より、ブルローネに徐々に増加した中国人達によって形成されたコミュニティ。
背後には何某かの組織の存在があると噂されていたが、
楊の台頭によりチャイニーズ・マフィア『六凰会リウファンフイ』の下部組織であることが判明。

ブルローネマフィアの中で一番悪辣で危険な存在。


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