トップ世界観キャラクターギャラリーシステムサウンドスペシャル

  • スノウが触れると、鏡の表面がまるで水面のようにゆらりと揺れた。
    いつものようににっこりと笑って、スノウが私の手を掴む。

    ――いつものように?
    いや、違う。
  • ルナ

    (こんな顔をするスノウ、私知らない)

  • ぞくりと背筋が寒くなった。
  • スノウ

    「さあ、女王。こちらへどうぞ」

  • ルナ

    「……離して」

  • 後ずさろうとしたが、出来なかった。
    スノウの手の力は強く、私には振り払えない。
  • スノウ

    「大丈夫です。怖くはありませんから。――さあ、一緒に参りましょう」

LINEで送る
©2016 IDEA FACTORY/工画堂スタジオ