物語


とある架空世界の、とある架空の国の、とある架空の街での物語。

それは8月1日のこと。

朝、目覚めた主人公は、突如として8月1日以前の記憶を『全て』失ってしまっていた……。

そんな彼女の目の前に現れたのは、自身を『精霊』と名乗るオリオンという少年だった。

オリオンの導きにより、記憶を取り戻すために奮闘する事となる……。



登場人物

無愛想で一途な≪ハート≫

シン (CV:柿原 徹也)

病院のベッドで目覚めた主人公に、
唐突にキスを仕掛けてくる青年。
どうやら幼なじみ兼恋人であるらしい。
父親が殺人を犯したため、周囲から疎外され、
年に不似合いなほど冷めてしまっている。
感情的になることはほとんどないが、1度内側に
入れた人間には情の深いところも見せる。

女性を惑わす魅惑の≪スペード≫

イッキ (CV:谷山 紀章)

自宅マンションで目覚めた主人公に、突然の着信。着信表示の名前は覚えのないものだが、彼は主人公のことを深くしっているようだ。その後マンションに迎えにきた彼は、何故かたくさんの女性を周囲にはべらせていた……。
どうやらアイドルのように人気がある青年で、そして主人公の恋人であるらしい……?
『目』が合った異性は『誰でも恋をしている気分』にさせてしまうという特異体質を持つ。誠実な付き合いをすることをあきらめ、刹那的な享楽に身を任せている遊び人の大学生。その『目』が効かない主人公に興味を持つ。

クールで合理的な≪クローバー≫

ケント (CV:石田 彰)

自分のマンションで目覚めた主人公の携帯には、
「おはよう」「おやすみ」と一言だけのメールが大量に入っていた。
送信者のケントという男は、どうやら無愛想な彼氏らしいが……。
常に俯瞰目線で物事を見ようとする、数学科の院生。
理屈で割り切れない現象を面白がる傾向があり、
周囲の人間やその感情を観察対象にしている。
恋愛感情すら、彼にとっては理屈で割り切るべきものである。

慈愛と狂喜の≪ダイヤ≫

トーマ (CV:日野 聡)

目が覚めると、見覚えのない道路で倒れていた主人公。
そして、ちょうどその現場に居合わせていたのが、トーマだった。なぜこんなところで倒れていたのか。状況を理解できない貴女にトーマはそっと囁く。
「俺がお前を守るから」、と。
これまでずっとお兄さん的存在として、主人公を近い距離で見つめてきたというトーマ。主人公を守り慈しみたいという気持ちが非常に強く、そのせいで精神が不安定になることも……。

謎に包まれた≪ジョーカー≫

ウキョウ (CV:宮田 幸季)

どこにでもふらりと現れる奇妙な青年。
主人公に謎の警告を残しては去っていく。
主人公を守りたいのか、それとも害したいのか……。
真意や目的は謎に包まれている。

主人公をサポートする精霊

オリオン (CV:五十嵐 裕美)

全く別の世界からやってきた精霊。
人類の物差しで見るなら10歳くらいの少年の外観をしている。
ちょっとした用事を言付かり、人類世界へとやって来る途中で主人公の意識体と衝突。その際のトラブルでオリオンは主人公の心の中に閉じ込められてしまう。お互いの目的(記憶を取り戻す)の為、主人公をサポートすることとなる。