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颯「すぅ……くー……」
颯くんが机に突っ伏して眠っていた。
詩名(颯くん……ずっとついててくれたんだ)
私はベッドを降りて、颯くんにそっと近づく。
詩名(颯くんだって、疲れてるよね。
こんな場所で、慣れない生活をして……)

詩名(普通なら、ここから出たいって気持ちが焦って……
心の余裕なんて、きっとない)

詩名(なのに、私や……周りにもたくさん気を使ってくれて)
詩名「……いつもありがとう、颯くん」
囁くようにそう言うと……
颯「ん……」
その寝顔が、少しだけ幸せそうに緩んだ気がした。


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