キャストインタビュー

岡本信彦フェイ役

収録を終えての感想をお願いします。
フェイは天真爛漫でかわいげのある発展途上の男の子というキャラクターなのですが、じつはそんな彼にもある秘密がありまして。そのバランスみたいなものを心がけながら収録をしました。キャラクターのデザインもめちゃくちゃかっこよくて。僕自身、中華ファンタジーのような作品はもともと好きなのですが、この作品のテーマや世界観もとてもよくて、こういう東洋ファンタジーはやっぱりかっこいいなと思いました。
演じられたキャラクターの魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
フェイの魅力は愛嬌があるところなのかなと思います。族長として頑張らなければいけないとか男らしくありたいと思いつつ、主人公のナーヤにはやさしさを全面的に出していたりします。意気地なしというか弱々しいところもあるのですが、そういったところも含めて愛嬌なのかなと感じました。ただ、それを超える秘密のようなものがいちばん魅力に繋がるキャラクターなのかなと思います。王道の主人公っぽいキャラクターなのに、攻略制限があるというのも何か秘密があるのかもしれないと思っていただきたいです。
本作の見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
物語が進むとフェイと主人公が結婚をして、キスシーンなどの甘いシーンあったりします。そういうところも好きなんですが、フェイの“ある秘密”が明らかになってそれを受け入れていくというシーンがいちばん好きだなと思いました。あとは、弓比べをしているときに、フェイが主人公のことが好きというのをマツリカ村の人たちは知っていて公認のカップルという雰囲気が出ていて、本人が「好きだ」というだけではなく、周りからも好きだと認められているほうが“好きの度合い”がわかりやすくいいなと思いました。彼の秘密のくだりも含めてぜひプレイしていただけたらうれしいです。
本作では各民族・国の“習慣”や“掟”のような決まり事が存在します。ご自身の習慣などで、“他人に言って驚かれた”or“自分でも変かも”と思っているようなことがありましたら教えてください。
フルーツケーキや、フルーツタルトの上のフルーツを先に全部食べてしまう事です。その後残った生地を食べます。それ美味しいの? と良く聞かれるのですが、上のフルーツがボロボロ落ちる方が嫌なので、美味しいです!
何なら、ケーキもピザ方式で食べる事が多いです。
本作では豊かな自然が多く描かれています。行くとしたら、何処に行きたいですか? また、何をしたいですか?
どこでも行きたいです! が、選ぶとしたら綺麗な海と、遺跡巡りをしたいです。ヨーロッパあたりなど素敵だなと。いつかはイタリアの青の洞窟も訪れてみたいです。
最後に、ユーザー様へメッセージをお願いします。
今回、『キューピット・パラサイト』でお世話になったチームの方々と、またごいっしょさせていただけたということに感謝しています。今回の『マツリカの炯』という作品は、『キュピパラ』とはまったくテイストが違っていて。真逆の重厚シリアスというか、王道の中華ファンタジーを描いているので、ぜひ全キャラ攻略してもらえたらうれしいなと思います。

山下誠一郎ルヲ役

収録を終えての感想をお願いします。
長いようで、あっという間の収録でした。すごくハードで血なまぐさい部分もあったり、ドラマチックな部分やちょっとロマンがあるところもあったりで。ルヲのルートだけでもこんなに物語が魅力的なら、ほかのキャラクターたちの世界観ももっと覗いてみたいななんていまは思っていますね。
演じられたキャラクターの魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
飄々としていて、ルヲ自身も自分のことを女泣かせの男だと言っているのですが、その塩梅が絶妙で。なんだかんだ愛されているというバランス感が彼の魅力なのかなと思います。マツリカ村の女の子たちを楽しませたり、いろいろな国での貿易や商売の相手とも渡り合える人間力というか。そういう彼の会話のさじ加減やセンス、言葉の使い方とか押し方引き方は演じていてすごく魅力的だなと思いましたね。そこに辿り着くまでにはさまざまな葛藤や、苦難、挫折などがあったと思うんですが、だからこそすごく豊かな魅力があるのかなと。最初の印象が軽薄だったり、お調子者だったり、どこか読めないという感じだったので、共通ルートで見せていた彼のそういう部分と、いざルヲのルートに入ったときの心根の本音の部分というかトラウマを抱えたひとりの人間というところのギャップは、演じる際に意識しました。ルヲも彼なりにいろいろなものを抱えていたけれど、それを見せていなかったんだという愛着が湧くような。そういうギャップは出せたらいいなとは思っていました。
本作の見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
物語の冒頭で変面人形芝居をするところは、ルヲが大仰にというか祭りばやしのようなひとつのショーを見せるシーンなので、映像的に見ればすごく華やかになりそうだなと思いました。彼の語りと変面がきれいにリンクしていると思うので、それがゲームでどのように表現されるのか完成がすごく楽しみです。演じていてワクワクしましたし、物語の導入として一気に世界観を伝えるこれ以上ない最高のものだったなと思いつつ、それが全部自分に乗っているっていうプレッシャーもありました。
本作では各民族・国の“習慣”や“掟”のような決まり事が存在します。ご自身の習慣などで、“他人に言って驚かれた”or“自分でも変かも”と思っているようなことがありましたら教えてください。
独り言が多いです。例えば、心がモヤモヤしている時に自分に語り掛けます。自分でも変だなと思うぐらい、すらすら言葉が出てくるんです。「大丈夫だって! だってさ、〇〇〇なんだからさ。あっちだって〇〇って思ってるかもしれないし! 考えすぎじゃない!? ねぇ!」などと、セルフ面接をしてしまいます。あとは、テレビを見ている時にも番組にツッコんだりしてしまいますね。
本作では豊かな自然が多く描かれています。行くとしたら、何処に行きたいですか? また、何をしたいですか?
マツリカ村にも行ってみたいのですが、すごい大きい虫などが居そうなので……海に行きたいです。ルヲがフェイと泳ぎ比べをするシーンで、泳ぎの得意なルヲが描かれているのですが、自分も泳ぐのは得意なので海で泳いだり、ただ波の音を聴いてのんびりしたいなと思いました。松茸などは他の方に採ってきていただき……砂浜でバーベキューをするのも良いですね!
最後に、ユーザー様へメッセージをお願いします。
ルヲ役の山下誠一郎です。この作品は王道の中華ファンタジーらしいところもありつつ、ルヲルートだけでも物語の起伏というか盛り上がりがすごいなと感じました。また、ルヲルートを演じているなかで、どうやらほかのキャラクターのルートとリンクしている部分が多々あるらしいということに気づきまして。ほかのキャラクタールートの魅力的なところやドラマチックな部分はどういうものになるのかなと、すごく楽しみに期待しています。最初から推しが決まらなくてもプレイしているうちにハマっていくっていうことは多々あると思いますし、ファンタジーではありつつも、真に迫るものというか普遍的なメッセージがある作品だと思いますので、いいなと思うドラマを見つけていただけると幸いです。特典CDでは本編とは違った、個性的なキャラクターたちの面白いやり取りがたくさん見られると思いますのでこちらもぜひ聴いていただきたいです。収録は終わったばかりなのですが、もっといろいろな掛け合いや、面白いお話ができるなと感じたので、長く愛される作品になればいいなと思います。ルヲはチャラいキャラなのですが、まずは皆さんにルヲを受け入れていただいて、収録も頑張りましたのでぜひ応援のほどよろしくお願いします。

堀江 瞬玖 燕來役

収録を終えての感想をお願いします。
本当に重厚感があってボリュームのあるシナリオだったので、いまはとにかくは収録を終えることができてほっとしている感じです。
演じられたキャラクターの魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
燕來は僕がいままであまりやったことのないタイプのキャラクターということと、声のトーンも収録が始まる前に低めでお願いしますというディレクションをいただいてから臨んだ収録だったので、すごく難しかったです。感情はあるのですが全体としてクールなキャラクターでしたし、彼のセリフも説明をするような内容がすごく多かったので、低いトーンで話してもゲームをプレイしている人が聞いてストレスにならないようにしようと考えつつ、でもあくまでも燕來としてしゃべるということの難しさを感じながら収録をしていました。でも、いちばん最初と最後では彼の主人公に対しての気持ちがガラリと変わっていくので、お互いが徐々に心を開いていくというような過程を演じるのはすごく楽しかったです。
本作の見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
僕はこういうルートが分岐するゲームやバッドエンドが好きなんですが、本作のバッドエンドに近いルートもすごくよかったので、ぜひ皆さんに見てほしいなと思います。ちょっとゾッとするというか、昔の中国の映画とかにありそうな“こうするしかなかった”という部分と、それでもなんでこんなことになってしまった気持ちになる、ただ悲しいわけじゃなくてそうなることにもちゃんと意味があったっていうラストに、やるせなさを感じるエンドだなと思いました。あとは、燕來の場合だと、月下ノ国の宮廷の生活様式などを説明する地の文がけっこう多かったので、プレイヤーの方の脳内で「どんな景色なんだろう」というのを想像しやすいのではないかなと。そこにさらに絵が加わることで、自分の中で確固たる世界観を持って没入して読んでいただけると思います。
本作では各民族・国の“習慣”や“掟”のような決まり事が存在します。ご自身の習慣などで、“他人に言って驚かれた”or“自分でも変かも”と思っているようなことがありましたら教えてください。
少しジンクスっぽいのですが、信号を渡っている途中で点滅し始めた際に、「赤になりきるまでに渡り切れたら、この前受けたオーディション受かる!」と考えながら渡ることです。まあ、そんなこと考えたって落ちる時は落ちるんですけど……。それでもいつも思ってしまうんですよね。
本作では豊かな自然が多く描かれています。行くとしたら、何処に行きたいですか? また、何をしたいですか?
岡本信彦さんがお仕事でウユニ塩湖に行かれた際に、凍った湖に空・星・オーロラの全てが湖面に反射して綺麗だったとお話しされていて、それは見てみたいと思いました。ただ行くのに、片道何十時間もかかるのが大変そうです。
最後に、ユーザー様へメッセージをお願いします。
台本を読んだり実際に演じているなかで、新鮮な雰囲気の持った作品だなと感じました。僕がいままであまり触れてこなかっただけなのかもしれませんが、全体的に異文化の香りが漂う作品というのが僕にはすごく新鮮で。この作品をプレイしてみようかなと気になってる人も、恐らく日本で生きていれば経験したことがないだろうし、きっとこれからも経験することはないんじゃないというくらい、幻想的なファンタジーで現実離れした恋愛模様が描かれています。普通に生きていたら経験できないような恋愛をこの作品を通してできると思うので、ぜひプレイしてみてほしいなと思いますし、燕來は僕がふだんやらないようなキャラクターなので、そういった意味でもぜひ聴いて楽しんでいただければなと思っております。

立花慎之介胡 青凛役

収録を終えての感想をお願いします。
けっこう独特な感じと言葉が出てくる物語で、すごい世界観がしっかり作られていたんですが、そのぶん台本を読むのが難しかったです(笑)。独特な言葉遣いや単語は世界観を作り出しているひとつでもあるので、そういう意味ではすごく練りに練ったというか、設定がしっかりあるお話だなと思いました。最初の方は、台本とアクセント表やかな表みたいなものとにらめっこしながら家で台本を読んでいたのですが、慣れてくるとだんだん読みやすくなってきましたね。
演じられたキャラクターの魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
箱入りの公子様ということで、世間知らずですごく清い心を持っている、そんな透明感のあるキャラクターにしたいなと思っていました。とはいえ、あくまでも男性なのであまり女性っぽくなりすぎず、男性の面も持ちつつなにかこう浮世離れしている感じのような、そっち側を軸に作らせていただいました。
本作の見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
けっこう深い物語というか、青凛はいわゆる王族ならではの悩みの中で生きているキャラクターなので、そこの物語の切なさというか、苦悩をまず感じ取っていただけたらなと思います。青凛のこの純真さは変わらないんですが、お話が進むとけっこう山あり、谷ありの物語になっていきますので、そのあたりをじっくり楽しんで喜怒哀楽をともに感じていただけたらうれしいですね。
本作では各民族・国の“習慣”や“掟”のような決まり事が存在します。ご自身の習慣などで、“他人に言って驚かれた”or“自分でも変かも”と思っているようなことがありましたら教えてください。
自転車で30分圏内なら近い、と思うことですかね。自転車で30分は、電車やタクシーの距離感だと感じられる方が多い気がします。特に東京に住んでいる方ですと、自転車で10分も遠いと仰る方もいる印象ですが、自分は高校時代に通学で20~30分自転車に乗っていたので、当たり前に自転車で行ける距離と感じるのかもしれません。
本作では豊かな自然が多く描かれています。行くとしたら、何処に行きたいですか? また、何をしたいですか?
誰もいない山でソロキャンプしたいですね。
みんなでワイワイする場合はバーベキューなどを楽しみたいのですが、癒しや非日常を味わうために、必要最低限な物を持って山に入ってみたいです。キャンプ自体もスタイリッシュにやる必要はなく、食材だけ持って行ってその場にあるもので何とかする、ぐらいが丁度自然を楽しむのに良いのかなと思います。
最後に、ユーザー様へメッセージをお願いします。
非常に凝った世界観でしっかり作られている物語ですので、事前に公式サイトとかでキャラクターや世界観を見ておいてもらうと、ゲームをプレイし始めたときにすっと入れるのではないかなと。いろいろ複雑な部分や切ない部分があったり、喜怒哀楽がたくさんある物語になっているんじゃないかなと思いますので、そういうものもひっくるめて楽しんでいただきたいなと思います。あとは青凛のちょっとかわいらしいところだったり、かっこいいところだったり、切ないところだったり、いろいろなものを楽しんでいただけたら幸いでございます。

羽多野渉ゼベネラ役

収録を終えての感想をお願いします。
無事に終わってほっとしているところです。ゼベネラは淡々したセリフを言っていくキャラクターだったのですが、最後まで収録してみると感情豊かというか。淡々としたなかにある温かさとか厳しさ、それから冷たさみたいなものがとてもよく表れているキャラクターでした。彼の魅力が皆様に届いたらいいなと思っています。
演じられたキャラクターの魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
いちばんは雪山で暮らしているというところでしょうか。寒さや冷たさのなかで育まれているものというのを表現したいなと思って演じました。自分自身も長野県の朝日村という小さな農村の生まれなので、ゼベネラさんほどではないにしろ冬の山の自然の厳しさみたいなものはすごくイメージできて。自分の記憶の中にもそういう景色が刻まれているので、先祖代々守ってきた場所を大切にして、つないでいくことの尊さみたいなのをつねに胸に思って生きているという彼の、“冷たい世界にいる熱い男”という表現には注意しました。
本作の見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
本編を録ったあとにドラマCDを何本も録ったので、記憶がめちゃくちゃになってしまっていて、どんなシーンがあったかななんて思ってしまうのですが(笑)。でも、やっぱり主人公からすると、「我が花嫁(つがい)よ」と突然嫁にもらいに来るシーンは、ある意味で衝撃的なシチュエーションなんじゃないかなと思いますね。
本作では各民族・国の“習慣”や“掟”のような決まり事が存在します。ご自身の習慣などで、“他人に言って驚かれた”or“自分でも変かも”と思っているようなことがありましたら教えてください。
混ぜる系の食べ物を、完璧に混ぜたいところです。例えば、納豆と卵とご飯や、カレー、ビビンバ、ロコモコ丼など。どこを食べても均一の味になるまで究極まで混ぜてしまいます。
「色んな味が楽しめるから、混ぜきらずに食べるのが良いんだよ」と勧めてくれるのですが、でしたら、混ぜさせないように最初から混ぜておいてもらえると楽しめるのにな、と思います。時間かけても混ぜてしまうので、出来ましたら混ぜる必要のあるものは、混ぜて完成形として提供していただけると嬉しいです。
本作では豊かな自然が多く描かれています。行くとしたら、何処に行きたいですか? また、何をしたいですか?
2023年の初めぐらいにキャンプ動画にハマりまして、色んなキャンパーたちが使っている薪ストーブがどうしても欲しくなってしまい、薪も一緒に購入したのですが……。
使える場所が近所には中々なく、自然に行きたいのですが中々時間が取れず……せっかく購入したので、仕事で使わせてもらえないかと画策しています。
みんなでストーブを囲っておしゃべりしたり、料理も作れるので、どこかで試運転したいなと思っています。
最後に、ユーザー様へメッセージをお願いします。
2023年に開催されたオトメイトパーティーで発表があってからたくさんの方が期待してくださっている作品ということで、本当に参加できることをうれしく思います。あと、SNSでもファンの方から「オトメイトにお帰りなさい」というお声もたくさんありまして、本当にうれしいなと思います。自分にとって、乙女ゲーム作品の出発点はオトメイトさんだったので、またこういったご縁があって参加させていただけることをすごくうれしく思います。
今回の『マツリカの炯-kEi- 天命胤異伝』は本当にめちゃくちゃかっこいいキャラクターばかりですので、楽しんでいただけるのではないかなと思います。あとは、ゼベネラの振る舞いや生き様、凍てつく世界で生きている彼の中にある人としての熱さみたいなものに、ぜひ触れていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。

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