巻アヤト役 緑川 光さん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 いままでのシリーズと比べると、やはり重いお話だったと感じました。
今回はこれまでにあまりなかった絡みがあるので、そこはファンの方にとってうれしい要素なのかなと思います。
アヤトも完全に孤立してしまうと可哀想なので、いいバランスが取れてよかったです。
――新キャラクター・キノの印象を教えてください。 いちばん驚いたのは、キノがアヤトたちのお兄ちゃんということでした。
あとは、キノが現れるシーンによくグールが出てくるのですが、アヤトがそのたびに「臭い」と言っていたのでそのイメージもあります。
キノは悪くないのになんだか可哀想ですね(笑)。
――本作は王の力を巡るお話ですが、アヤトが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? 気張らずに自然体でいればいいのかなと。
「王の力を手に入れたからがんばろう!」と思うと空回ってしまうので、あまり重く受け止めずにいたほうがいいポジションの人になれるのではないでしょうか。
受け継いでしまったものは仕方ありませんが、アヤトらしさは失ってほしくないですね。
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 ゲームに至るまでのCDもリリースされているので、おさらいとして聴き直して頂けると何倍も楽しめると思います。
実際にプレイをしたら、ぜひ感想を聞かせてください。

巻カナト役 梶 裕貴さん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 もともとカナトは情緒不安定な面があるキャラクターですが、今回はカールハインツから受け継いだ力の影響によって、より気性が荒くなっている様子がとても印象に残っています。
逆に考えると、ふだんからとにかく変化球な演技プランで演じているので、そんな彼が情緒不安定になると1周してストレートな表現になるんだな、ということに気付きました(笑)。
――新キャラクター・キノの印象を教えてください。 一匹狼で群れずにマイペース、自分の世界をしっかり持っている人物、という印象です。
前情報なくセリフだけを見ていると「幼い子供なのかな?」と思うくらい無邪気な口調とテンションです。
今後、逆巻家やほかの家とどう関わってくるのかが楽しみです。
――本作は王の力を巡るお話ですが、カナトが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? カナトが超えるべき壁をきちんと乗り越えた後だったら大丈夫だと思いますが…下手するとお菓子好きなこともあって、マリー・アントワネットのようなことを言い出しそうです。「ひとり占めせず、みんなで仲良くお菓子を分け合ってね」と伝えたいですね(笑)。
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 また新たなシリーズをお届けできることになりました。
本作のスタートは逆巻家だけの物語でしたが、新キャラクターも次々と登場し、ついには魔界の王としての力を手に入れるところまでが描かれるようになり…この作品が皆さんに楽しみながら応援頂けている証拠なのかなと思います。本当にありがとうございます。
今回も、全力でカナトを演じさせて頂きましたので、彼らしいドラマを楽しんで頂ければと思います。よろしくお願いします。

巻ライト役 平川大輔さん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 キノが住んでいるグールたちの街が気になりますね。
台本上ではすごく凄惨なイメージだったので、そこがどんなふうにビジュアル化されているのか、グールたちがどんな風に生活しているのか、そこでキノがどう生活していたのか。そういうのを自分で勝手に想像していました。
――新キャラクター・キノの印象を教えてください。 ライトとキノは接点があるようであんまりないんですよね。
ルートに入るとキノは出てくるんですが、直接ふたりで会話する機会がそれほどなかったように思います。
なので正直キノというキャラクターの全貌を捉えきれているわけではありませんが、この作品に出てくるキャラクターたちは初登場の段階では必ず誰かに利用されているようなイメージがあります。
本人たちは「自分のためだ」と思っていても、じつは誰かに操られて利用されていたということがこれまでにもあったので、今回のキノくんも「切ないキャラだなぁ」という印象を受けます。
――本作は王の力を巡るお話ですが、ライトが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? あまり向いてなさそうなので、王にはならないほうがいいんじゃないかなと。もし、王になるんだったら「真面目に働きなさいね」と伝えたいです(笑)。
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 作品を重ねるごとに僕自身も新しいライトに出会っています。
今回もとても新鮮な気持ちで収録に臨ませて頂きました。
きっとみなさんにも新しいライトや、ほかのキャラクターの新しい一面を見て頂けるんじゃないかと思います。

巻シュウ役 鳥海浩輔さん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 シュウさんが成長して長男らしくなってきました。
相手に対しての行動や感情、考えかたが大人になったので、シュウさんらしくはないところはあったのかなと思いますが、本来の彼はこういう人だったのだろうと。
キャラクターとしての幅は広がったと思います。
――新キャラクター・キノの印象を教えてください。 彼もある意味で被害者だったと言いますか。可哀想な人だと思います。
――本作は王の力を巡るお話ですが、シュウが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? 彼は本当は能力もあるので、私から言うことが何もないです。優秀な参謀がふたりもいますしね(笑)。
「ダルい、ダルい」と言いながらもきちんと人の意見を聞くし、自分の意見も言える。
本気を出したらじつはすごくデキる人なので、国が繁栄しそうな気もします。
みんなを背負っていくと覚悟を決めた彼なら、何も心配はいらないと思います。
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 今回から新キャラクターも出てきて、かなりボリュームのある作品となっています。
発売日が2月ということで、ヴァンパイアたちからの逆バレンタインとして楽しんで頂ければと思います。

巻レイジ役 小西克幸さん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 これまでゲームではシュウとぶつかり合うことが多かったんですが、『LOST EDEN』のレイジルートではルキがメインで絡んできて、『VERSUSⅢ』のときのようにお互いのことがわからなくもないという関係性でした。
これまで逆巻家以外とはあまり関わってこなかったのですが、今作はキノや教会側など、他キャラクターとの絡みも多く、新しいなと思いました。
――新キャラクター・キノの印象を教えてください。 得体の知れない男という印象でした。レイジのルートでは完全に敵として出てくるんですが、ほかのルートでは周りを翻弄するような自由なキャラなのかなと。
――本作は王の力を巡るお話ですが、レイジが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? とくにないですね、レイジさんは誰とでもうまくやっていけるので(笑)。
以前はシュウに対してコンプレックスを感じていましたが、いまはその壁も乗り越えることができたのでうまくやれるんじゃないかなと。
また、仮に誰が王になったとしても参謀として支えていけると思います。
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 サブキャラクターも増え、作品の世界観がさらに広がったと思います。
帰ってきた『DIABOLIK LOVERS』の世界を、楽しんで頂ければ嬉しいです。
よろしくお願いします。

巻スバル役 近藤 隆さん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 スバルを中心に動こうとしている逆巻家や無神の人とか月浪の方々をみて「!?」と思いました(笑)。
こんな日がやって来るものなんだなと。
前作、前々作では考えられなかったですからね。みんなで揃って何かするということがあるんだな、と思いました。
――新キャラクター・キノの印象を教えてください。 スバルからすると、キノはまだ隠している面があるなという感じがあるので気になります。
目的が徐々に明らかになっていきますが、そこに至るまではつかみどころがない印象です。
スバルとしては、敵か味方なのかさえ厳密には判断できないんじゃないかと思いますね。どこかで共感するところもあると思うので、単純な敵味方ではないと思います。
――本作は王の力を巡るお話ですが、スバルが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? スバルのことですから棺桶からあれやってこれやってと言って、あとでレイジに怒られるというのが一番いいと思います。
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 『LOST EDEN』では、いままでと違う葛藤があり、それぞれのキャラクターが王になった自分を受け入れていく過程が描かれます。
また、前回より家族というものを取り上げた作品になっていて、逆巻家や無神家、月浪家のみんなでいっしょに何かする、と言うのがちょっとおもしろいと思います。
新たな時代の幕開けを感じていただければと思います。

神ルキ役 櫻井孝宏さん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 兄弟間の会話が興味深かったです。
昔とは状況が違うので、話している内容がだいぶ変わったな、と。
――新キャラクター・キノの印象を教えてください。 立場や所在についてモヤモヤしているので、根底から覆すキノの存在は快く思っていません。
――本作は王の力を巡るお話ですが、ルキが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? みんな仲良く、楽しく。
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 なかなか波乱が尽きません。
必死に生きようとしている彼らを応援してあげてください。

神コウ役 木村良平さん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 コウのルートに限った話ではないかもしれませんが、今回はヒロインか、兄弟かを選ぶところがありました。
とくに無神家は兄弟の絆がとても強いので、難しいところだなぁと思いました。
――新キャラクター・キノの印象を教えてください。 キノに関しては、詰めが甘いところもあり、案外可哀想な子だなと。
もし別の道があったら、みんなで仲良くできるんじゃないかなと思います。
――本作は王の力を巡るお話ですが、コウが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? アイドル的な王様がいいんじゃないかと思います。
コウは「みんな、僕についてきてねー!」とか言いそうですね(笑)。
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 今回から登場した新キャラクター・キノが相当引っ掻き回してくれます。
それによって主人公や家族との絆が強まったり、カールハインツの謎が明らかになるところもあります。
新展開ですが、これまで紡がれてきたものをスッキリさせるところもあるので、楽しみにして頂けたらと思います。

神ユーマ役 鈴木達央さん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 ユーマルートで、彼が自身の無力さを感じ、あがいているシーンが多かった印象があります。
これまでの作品では、自分の力を誇示する“オラオラ系”の行動が目立っていたと思うのですが、今回は大いなる力に“選ばれなかった”ために、自分の力ではどうやっても覆せない状況に直面させられるんです。
そこで、心の迷いだとか望まない主従関係を強いられることへの無常感に苛まれる彼を、初めて見られたのは新鮮な気分でしたね。
――新キャラクター・キノの印象を教えてください。 個人的には、ずっと「回りくどいことをする奴だなぁ」と感じていました。
いついかなるときも知略を巡らして相手をハメようとする、策士タイプのキャラクターなんですよね。
ただ、何をするにも相手に揺さぶりを掛けてから動くのが習慣になっているのか、そんな手の込んだことをしなくてもいいときも策を弄しようとするので、そのあたりは少し“甘い”ところがあるのかもしれません。
僕ならもっと直接的で効果的なやり方があるなら、そちらを選びます(笑)。
――本作は王の力を巡るお話ですが、ユーマが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? ユーマが王になったら、魔界はすごく緑豊かな世界に生まれ変わるんじゃないでしょうか。
そんな世界で僕が彼に伝えるとしたら、「景観も大事だし、作物はバランスよく配置しないとダメだよ」ということくらいです。
ここからここまでは果物で、あそこは穀物で……とか。平和そうですね! 僕が住むとしたら、果物好きなので果物を育ててみたいです。
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 この作品で、ユーマもまたひとつの新たなエンディングを迎えることになります。
今回はユーマにとって、自分の力ではどうしようもないほどの圧倒的な災難が降り注いでくるのですが、その中で彼が苦悩しながらも進むべき道を選んでいく様は、これまで『DIABOLIK LOVERS』シリーズを、そしてユーマを愛してくれた方にとっては、すごく新鮮に感じられるのではないでしょうか。
ゲームをお手にとっていただいたら、ユーマルートも遊んでいただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

神アズサ役 岸尾だいすけさん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 兄弟との絆的なお話が好きで記憶に残りますね。
恋愛も大事ですが、過去の話やイブが封印されちゃうなど、イブがいないスピンオフがあってもいいんじゃないかと思います。
僕はヴァンパイアも好きですし、今回魔界がどうなるかという話もあって、耽美な展開にはなると思うので、楽しんでいただければと(笑)。
――新キャラクター・キノの印象を教えてください。 キノのルートに行かないと彼の深いところは判らないので、アズサのルートではあんまりいい印象がないんです。
表の顔は人懐っこいので取っつきはいいのかなと思いますが、一見みてやばい奴だとわかる人ですからね。
――本作は王の力を巡るお話ですが、アズサが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? 周りを優秀な人で固めてくださいとしかいいようはないですね。
アズサはとんでもない悪政を働くようにはみえませんから、愛される王なんじゃないかなと思います。
農作業の盛んな国になるかと(笑)。
国土は豊穣になるんじゃないかと思います。
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 寒い時期ではございますが、物語は寒さには関係なく、いつでも楽しめる作品になっています。
寒さを吹き飛ばすという表現はあまり合わないかもしれませんが、温いところでゆっくりと楽しんでもらえればと。
今回完全新作ということで、苦悩や葛藤がまだまだ出てきます。
そこから切り開かれていく物語を楽しんでいただければと思います。

浪カルラ役 森川智之さん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 基本あまり移動せず、遠出をしないキャラクターなのに、今回は民族大移動がありまして、壮大な話になっていて驚きました。
それだけ始祖としての力はものすごいものなんだなと思いました。
シンとふたりだけの血脈を続けるというのは切ないですが、カルラのキャラクターもいままでになく大きく見えるシーンかなと思います。
――新キャラクター・キノの印象を教えてください。 『ディアラヴァ』の数多いキャラの中でもカルラはのんびり喋ってる人なので、キノにはフレッシュさの特権みたいなものを感じます。
彼は彼で生まれもったものがあったりするので、そこがいちばんカルラの中に刺さるものが大きいのかなと思います。
――本作は王の力を巡るお話ですが、カルラが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? 僕はなにかを統べたことないので、なにも言えないなあ(笑)。
たまにはいろんな種族のところに行って、“飲みにケーション”をするのもいいのではないでしょうか(笑)。
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 『ディアラヴァ』はシリーズをやらせていただいていると、すごく反響の大きさを感じます。
それだけ皆さんの期待が強い作品だと思っているので、ファンの皆さんといっしょに喜びを分かち合いながら発売日を待ちたいなと思います。
カルラ風に言えば「貴様がプレイしてどのようになるか」を楽しみにしていただければと思います。

浪シン役 森久保祥太郎さん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 シンとカルラの兄弟としてのエピソードはグッとくるものがありました。
一方通行ではなく、お互いに深い愛情が感じられるシーンもあり、シンルートだけでなく、カルラルートも最後まで遊んでいただけると必ず新たな発見があると思います。
とくにシリーズ作品に触れてきたファンの方は、これまでと違った彼らの一面が見られて、より彼らを身近に感じられるようになるのではないでしょうか。
――新キャラクター・キノの印象を教えてください。 本当に嫌な奴ですね(笑)。
台本を読んでいるだけでも腹が立つくらいなので、(キノ役の)前野君がどんな風に演じているかがいまも気になっています。
シンとの絡みもかなり用意されているのですが、最後まで気を許せない相手でした。
どこか一物抱えている、不気味なキャラクターですね。
――本作は王の力を巡るお話ですが、シンが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? できれば、「王になるのはちょっと待ったほうがいい」と言ってやりたいですね。
彼はもう少し人付き合いというものを一から学ぶべきだと思うんです。
“カルラの弟”というのもシンの性格を作ってしまった原因かもしれません。
何だかんだで弟には甘そうですからね(笑)。
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 長いシリーズの中で途中からの参加の月浪兄弟でしたが、今回はユーザーの皆さんの心に、大きな足跡を残せたのではないかと思っています。
シンを演じている僕としては、月浪兄弟の仲をじっくり見てほしいですね。
また、相変わらず主人公にもガブガブしておりますので、いままで通りの楽しみかたもできます。
『LOST EDEN』ならではのエピソードとともに、これからも愛していただければ。
よろしくお願いします。

ノ役 前野智昭さん

――物語の中で気になったシーンをお聞かせください。 キノのルートが終盤に進むにつれ、色々な意味で目が離せなかったです。
序盤の逆巻家の兄弟達とのやり取りが個人的に好きでした。
――キノの印象を教えてください。また、逆巻、無神、月浪の中で気になる人物はいますか? 「狡猾」という言葉がぴったりな子だなと思いました。
でもただずる賢いだけでなく、どこか孤独を感じていて、そのもの悲しさとのギャップが美しいなと。
逆巻家ではシュウが気になります。達観しているけど秘めている力は計り知れない印象を持ちました。
――本作は王の力を巡るお話ですが、キノが魔界の王になるとしたらどんなアドバイスをしますか? どの種族も平等で楽しく共存できたらステキじゃないかなー?
――発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 「DIABOLIK LOVERS」シリーズの新しいスパイスになれたらと思いキノを演じさせていただきました。
この歴史ある作品に新たに参加させて頂けてうれしいです。
ぜひ、これまでと変わらない愛で作品を応援してください。