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螢彩院・F・琉輝
「はぁ。思った通り。全然ほぐれてないじゃん。
というか、どうしてこんなに肩凝ってんの?」
ヒロイン
(最近、ちーちゃんがいなくて……)
あの電流マッサージ機が使えないので、確かに凝りが随分と溜まってしまった気がする。
ヒロイン
「えーとまあ、デスクワークだから……かな?」
螢彩院・F・琉輝
「デスクワークでも出来るストレッチとかあるでしょ。
はぁ……。身体に溜まった老廃物、流していくよ」
彼が、オイルを手にとって、私の背中にぐ、と指を押し込んでいく。
ヒロイン
(こ、これは……)
ヒロイン
「ふおおお……気持ちいい……!」
ごりごりと背中の肩甲骨あたりを押しながら、脇のほうへと老廃物を流すように螢彩院くんが指を滑らせる。

その指の動きは的確で、私は感動のあまり、深々とため息をついてしまった。
確かにさっきと、全然違う。

螢彩院くんのエステは、凝りをとるというよりも確実に身体から悪いものを排除するような強い手付きだった。
ヒロイン
「はああ……いい……」
螢彩院・F・琉輝
「……っ、変な声出さないでくれる?」
ヒロイン
「ごめん……でもあまりに気持ちよくて……。はぁ……こんなの……初めて……」
螢彩院・F・琉輝
「だから、静かにしてってば……!」
ヒロイン
「ごめん~……
だって螢彩院くんあまりにマッサージが上手で……」
エステは何度か行ったことあるけれど、ここまで的確にツボをついてくる人はいなかった。
ヒロイン
(さすが、外見パラサイト……。
服やメイクだけじゃなくて、身体の構造まで熟知してるのね……)
あまりの気持ちよさに、だんだんとまぶたが重たくなっていく。
ヒロイン
(最近、寝不足だったから……駄目だ、眠い……)
螢彩院・F・琉輝
「……はぁ。眠かったら、寝てていいから」
螢彩院くんにしては珍しい柔らかい声が、背後から聞こえてくる。
ヒロイン
(いつも……こんな風に、喋ってくれたらいいのに……)