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フィーニス
「やっと会えたね。【姉さん】」

白金色の髪。
両目で色味の違う、翡翠の瞳。

氷の様な冷たい声と、
薄く張り付いた笑みが私に向けられる。

カルディア
「姉さん? ……あなたは、誰?」
フィーニス
「ああ……そうか。僕がわからないのも無理はないよね。
姉さんは昔からずっと眠っていたんだし――」
フィーニス
「目が覚めたのも、つい2年ほど前だものね。
でも、ほら【知識】はあるでしょう? 姉さん」
フィーニス
「僕たちは同じ人を【父親】に持っているんだよ。
それを聞けば、僕があなたを【姉】と呼ぶ理由くらい、すぐに分かるんじゃない?」
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