トップ物語登場人物ギャラリーシステム楽曲情報スペシャル製品情報

ギャラリー

  • 狐射堂 遙 「……? どうかしたの? 何か気になることでもあったかしら」
  • 香月 えれな 「い、いえ。とてもお綺麗です」
  • 狐射堂 遙 「ありがとう。貴女はとっても可愛いわ。誰にも見せたくないくらいにね」
  • 香月 えれな 「そんな、お世辞を言われても恥ずかしいです。一緒に歩いていても、皆遙様のほうばかり見ています」
  • 狐射堂 遙 「あら……」
  • すると、遙様はわたしの手をつかみ、耳元に顔を近づけて囁く。
  • 狐射堂 遙 「先程から顔を伏せて歩いていること、ご自分では気付いていないのかしら? 堂々としていれば皆貴女を見るはずよ」
  • 香月 えれな 「あ……」
  • 狐射堂 遙 「でも黙っていたのは、誰にも見せたくなかったからよ。誰にも気付かれなくていい」
  • 狐射堂 遙 「貴女が魅力的なことは私だけが知っていればいい。私だけのスタアでいて頂戴」
  • 耳がくすぐったくなるような声で囁いて、遙様はまた歩き出す。
    何事もなかったように微笑んで。
  • 香月 えれな (……は、遙様ってば)
  • 遙様の吐息がかかった耳を、わたしは必死に手で押さえていた。
    きっと真っ赤になっていたはずだ。
  • 香月 えれな (スタアは遙様のほうなのに)
  • 香月 えれな (わたしだけが秘密を知っている、トップスタア……)
  • 香月 えれな (誰よりもお綺麗な、遙様)
LINEで送る
©2017 IDEA FACTORY/RED/講談社