マエルさんが撃たれた銃弾をかわし、 サーベルを鋭く突き出すのと――。 軍服の男が凄まじい反応で、 再び銃の狙いをつけたのは同時だった。
謎の男の瞳が一瞬だけ揺れる。 嬉しいのか悲しいのか怒っているのか。 それすらわからない複雑な色の瞳で、 彼はぎちりと引き金に力を込めた。