アレクサンドル
「……どうやらフランスの軍人は、
女性の扱いがなっていないと見える」
アレクサンドル
「女性を誘うならばもっと然るべき
手順を踏むべきではないか?」

体を包み込むような感触と共に、
私の体にしっかりと手が回される。

見れば今まで見たことがないぐらい
険しい顔のアレクさんがそこにいた。

サラ(主人公)
「アレクさん……!」
アレクサンドル
「無事だな? とりあえず話は後だ」

ぎゅっとアレクさんの腕に力が籠り、
目の前の男性を睨む瞳が険しくなる。

けれど男は表情を変えずに、
淡々とした視線をこちらへ向けるのみ。

???
「何者だ? 斬撃の重さ、速さ――。
明らかに人間のものではなかったが」
アレクサンドル
「その言葉はそっくり返させて貰おう。
並の人間ならば動けなくなる程度には、
力を込めたつもりだったんだが……」
アレクサンドル
「どうやらただのフランス軍の一兵士、
というわけではないようだな」
サラ(主人公)
「フランス軍……!?」