傷口ごと舐めとるように、
私の肌にゆっくりと舌を這わせた。

サラ(主人公)
「……っ……」
ラファエル
「……ふぅ……っ」

本来の吸血鬼が血を吸うように、
肌に食らいつくような荒々しさはなく。

小さな傷口を舌先で舐めとるような、
そんな優しい感触に背筋が震える。

ラファエル
「……動かないで。
君をできるだけ傷つけたくない」

まるで飴を舐めるような
熱くも優しい舌の感触を感じつつ、
小さく息を吐くと――。