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スペシャル

吉岡 緑郎役山下 誠一郎さん

――まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
台本の量も中々にありまして、最初はけっこう長い付き合いになるだろうなと思いつつ、割とコンスタントに収録が進んでいきました。
無事に付属物なども終えて、本当に安堵しております。
――台本を読まれたときの第一印象をお聞かせください。また、演じた後で印象に変化がありましたら教えてください。
けっこう日常的というか、割とキャラクターとかデザインは華々しいものがあるんですが、極めて日常的な、どなたがプレイしても想像しやすいというか、親近感を感じやすい作品だと思いましたね。
あとは、単純に吉岡緑郎っていう人間の印象とか……。最初はすごくビシバシできる、いわゆる若くして会社のこれからの未来を背負っていくっていう、できる男感で自分の中のイメージを持っていったんですけど、でもそれ以上に、作品内でも形容されるような【王子様】であるっていうところをすごく大切にされて収録がされていったのが印象的でしたね。
――演じられたキャラクターの魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
これはもちろんいい意味でなんですけど、共感とは程遠いキャラクターでして。
自分に全くない物を持ち合わせ過ぎているんですよね。言動も環境も振る舞いも。いわゆる山下誠一郎とはかけ離れたところにいる人間だったので、正直苦労はしました。

ですが、意外と人間くさいというか、そういうところはやっていて分かってきましたね。
完全無欠に見える人にも、もっとこうなりたいとか、思う部分があるんだなって。その差というか、ギャップはけっこう意識しましたね。
好きな人ができると割と分かりやすく変わったり、欲望に忠実なところが魅力というか。
彼の本当の自由な振る舞いという意味で、それが本心というか、根っこの部分なんじゃないかなと思うと、すごくそこから親近感が湧きました。
難産だったんですけど、演じていて色々と考えることがあった、良い出会いだったなと思います。
――印象に残ったシーンやお気に入りのシーンなど、ご自身が思う本作の見どころについてお聞かせください。
他のキャラクターたちとも、仕事を通じて知り合い、高め合って成長して困難を乗り越えていくっていう意味では、すごく熱いドラマというか。
緑郎もそうなんですけど、話している内容がけっこう専門的で、ともすると実はヒロインとまったく同じ境遇にいる、またはいた経験があるユーザーの方もいるかもしれないなと思いました。
なので、プレイする皆様にとって、すごく想像しやすい形でドラマが描かれていたり、勇気や元気を貰えたりすることがあるんじゃないかなと思いますね。
あと、今のご時世なかなか顔を突き合わせて飲む、ということが難しいじゃないですか。バーのシーンとかで、それを追体験できるのもいいなと思います。
こういう、仕事を頑張って、じゃあ乾杯しましょうって。そういう縁の深め方っていうのは演じていてもやっぱりいいよなーと改めて思ったので、そういった理想にも浸れるシーンが多くあり、キュンポイントも数多くあり、いろんな楽しみ方があってすごく魅力的だなと思いましたね。
――今作のメイン舞台は『情報アプリ』の開発会社ですが、普段よく使うアプリはありますか? また、実際に無いもので構いませんので、欲しいと思うアプリはどんなものですか?
資料とか、書類のデータを読み込めるアプリっていうのを使い始めまして。
これまで紙でいただいていた書類とか資料の管理が便利になりました。
あとは、例えばオーディションのための漫画とかは、家に置く場所とかも考えて電子で買うことが多くなってきたので、電子書籍を読むアプリはけっこう使ってます。
ただまだ、紙の心地よさっていうのも正直あって。いまだに本屋とか、新書の匂いとかは大好きなので、無理のない範囲でデータに頼っています。

欲しいアプリ……僕、占いとかスピリチュアル的なことがけっこう好きなんですけど、人のオーラが見えるアプリが欲しいです(笑)。オーラってその人が発している感情によって色が変わるらしいんですけど。
知り合いにそういうスピリチュアルな人がいて。いわく、人間鍛えたらオーラ見えるようになるらしいんですね。で、やり方を教わったんですけどやっぱりなかなか難しくて(笑)。
オーラが事前に分かると人間関係とかもっとうまくいくかな、とか考えました。
人にスマホをかざすのも失礼だとは思うんですけど、スマホ持っといてさりげなくアプリを起動して、「あ、おはようございます」とか言いながら「あ、今日この人何色だ」みたいな。そういうのもいいかなあと思いました。すいません……(笑)。
――今作品の登場人物の中で、どのキャラクターにシンパシーを感じますか?
んー……難しいですけど、こうありたいな、かっこいいなって思うのは五月女さんですかね。けっこうこういう人いるよね、みたいな。
いい方向ですぐ人と打ち解けたりとか、ちゃんと人にものをはっきり言えるって意味では距離感バカっていいことなのかなとも思うし、変わり者ヒットメーカーっていうのはやっぱり実力があって、すごい素敵だなって思います。けっこう吉岡のルートでも、五月女さんが積極的にエスタリオ側として意見したり、ぐいぐいいってる感じがかっこいいなと思って。
こういう人が友達とか仲間にいたら、自分もすごく刺激を受けていいんだろうなと。憧れ、という意味も含めて五月女さんですかね。
自分が演じるからこそ言ってもいいのかなと思うんですけど、まったく共通点が吉岡になくて(笑)。プレジデントでもなければ完璧でもなければプリンスでもないので、逆に、自分が吉岡と接したらどうなるんだろうって思いながら演じたりはしていましたね。
――今作の登場人物は[アプリ開発会社勤務][大企業の御曹司(次期社長)][ヒモ][バーのマスター]という仕事をしていますが、これらの中だったらどの職業に就いてみたいですか?
バーのマスターでお願いします。というのは、けっこうバーとかマスターって語るときに、月並みかとは思うんですが、いわゆるいろんな世界の人の話を聞くことができる、というイメージがあって。
あとは単純に大人な振る舞いというか、察する能力というか、その人に合ったものをすっと出せる、というあの振る舞いに憧れますね。
「あちらのお客様からです」とは人生で一度は言ってみたいなと(笑)。
あとは単純に、僕はお酒がかなり弱くて。飲むこと自体は好きなんですけど。
もうマスターになってしまえば、耐性がつくかなと思って。
あと、恰好とか見た目も含めて、バーのマスターっていうのは憧れがありますね。
――最後に、発売を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
本作はオトメイト作品の中でも割と、僕が感じるにすごく日常的というか、魔法も超能力も何もない、それこそシンパシーを感じるような世界観設定、環境だと思うんです。
その分、自分自身も普段の仕事や日常だったり、人間関係と照らし合わせて色々演じたり考えたりすることが多くありました。
個人的に、吉岡緑郎というキャラクターが、日々芝居をしていてもこんなに新鮮で、自分にない世界を体験させてくれた役というのも本当に珍しくて。
最初は自分にとってはハードルもあったんですけれども、その分色々な体験や世界を覗き見ることができて、本当にやってよかったなと思っております。
他にもたくさん魅力的なキャラクターがいて、その人たち全員が関わり合って支え合って、この【SympathyKiss】の世界観が出来上がってるっていうのがすごく素敵だなと思いました。
ですので、ぜひぜひ自分の推しのキャラクターとの日々を楽しんでいただきつつ、他のキャラクターにも目を向けてみてください。皆様の生活だったり仕事だったりに喜びや元気を与えられるような作品だなと思いますので、ぜひぜひ日々の生活のお供になってもらえたら幸いでございます。
これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました。
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