担当:たかおみ

7回目 色々、やりきった感……あるよね?

…………ふあああ、ん……


………………え、なに、これ……俺、ひとりでやるの?


…………ねむ。







……え、あれ? 孝臣?
うわあ……、寝てる……ねえ、春……孝臣、熟睡しちゃってるよ。

や、待て待て、良太。
オレら出てくんの、早いって!!!

今回の日誌担当は孝臣なわけだろ?
あいつがぐーすか寝てる横でオレらがお知らせとかそういうの頑張ってるのって、違くねえ?

そうだけど……でも、起こしてあげないと、多分……進まないよ?

ままま、ちょーっとさ、観察してみようぜ。






……………………すー

………………

………………

だあああああああ!!!!!! おっきねえええええ!!!!!!
なんなの、寝る子は育つってあれか!?

ほらあ、言ったでしょ?
観察はいいけど……黙ってたら、何時間も寝ちゃうよ、この子。

たーかーおーみー! おーきーろーよー!

…………ん、ふあああ、ん……
あれ、暖かく見守ってくれているのかと……、思ってたのに……

うっわ……起きてたんじゃん…………

まあまあ、春。
先に進まないし、次行こうよ。

あ、じゃあ、ちょっと、あのー……こっち来てもらってもいい?
なんかね、特典CDの紹介をちょっとやってって……言われてるの。

特典CDの紹介?
あ、そういえば、この前収録してきたよね。

んー……つか、孝臣、それなに? カンペ?

……ん、たぶん? そんな感じの……
とりあえず、ハル、この原稿さあ……、なんか、適当な感じで読んできて?

や、この仕事、おまえのだろ?

…………ふあああ、ん……
面倒、だし……みんな、これ、ここに貼っておくから、なんとなく、読んでね。

おっまえ……紹介する気、ゼロだな。
仕方ねえなあ……

限定版特典ドラマCD『廃校の図書室』の内容を、
ちょーっとだけ、お見せしちゃいまーす!!


――怖い話が終わった後。


千明「え、ちょっとやめて。そういうリアルにグロそうな話……孝臣が気絶しちゃう。泡とか拭いて気絶しちゃう。

   もう、ベタなオチでいいから頂戴! 実はドッキリでした~ってやつ」


孝臣「気絶とかしないよ……俺、こういうのは別に平気」


千明「え、うっそ。僕こっちのがダメ。霊っぽい方がぜんぜんマシ!!」


 「つーか……おまえら、盛り上がってるとこ悪いけど、なに人んちで怪談話して盛り上がってるわけ?」


千明「あ、お邪魔してまーす」


 「おい、露葉。変なガキども連れてくんじゃねえよ」


湊巳「あ、すみません。お邪魔してます」


 「それはもういいつってんだろ。……で、いつ帰んの?」


千明「え、もう帰る話ですか? まだ終わってないんですけど」


 「そういうのおまえらの中の誰かんちでやれよ。

   ほら、露葉。こいつら帰るって。お見送りでもしてやれよ」


清春「えー……話ぜんっぜん聞いてねえ……。つか、追い出す気満々だし。大人げねえ、この人……」


 「たりめえだろ。自分の家でなんで聞きたくもねえ怪談話なんぞ聞かされなくちゃいけねえんだよ」


良太「あの……ごめんなさい。怪談話とか、苦手ですか?

   伸さんなら、大人だし、こういうのも全然平気かなって思ったんですけど……」


 「…………別に、怖いとかじゃねえけど。んな子ども騙しにびびるとか、ありえねえし」


清春「(ひそひそ)……あれ、意外とこの人、単純な感じ?」


千明「(ひそひそ)はーる、だめだって。聞こえちゃうよ。聞こえたら追い出されちゃうよ」




ってな感じで~、まあ、怪談の後はぐだっぐだないつもの感じだったんだけどさ……
    

湊巳がね……、また、いつものように、変なこと言いだしちゃって……



湊巳「まあ、なんやかんやお開きな流れになってますが~

   怪談話だけで終わっちゃあ、限定版特典っつーわけにもいかねえよな」


良太「どういうこと……? なにかするの?」


湊巳「そうそう、ナニカ、するわけ」


千明「……うっわ~露葉、すっごい顔してるよ。なんか、白い目っていうか、そういうの結構ですって顔」


孝臣「……ん、ふあああ、ん……。ん、なに? ご飯、食べるの?」


清春「あー孝臣君はもう少し寝てていいからなー。

   こういうお楽しみは~なんかおまえとか独り勝ちっぽいから、うん、参加しなくてよーし」


良太「ちょっと、春、仲間外れにしちゃダメだって」


 「……露葉、おまえちょっとこっちこい。こいつら、目がやべえ。思春期まっただ中な目してる……」


湊巳「まあまあ、お兄さん。すこーしだけ、付き合ってくださいって。

   要は、特典CDに見合うだけのあまーいシーンもあった方がいいよね? って、そういう話」


湊巳「アンタだってさあ……せっかく、全員揃ってんだし、比べてみるってのも、悪くねえよな?」


孝臣「……あれ、もしかして……照れてるの? …………へえ、なんか……ちょっと意外、かも」


千明「そういうことなら、順番に彼女に囁いてみる? 僕さ、実は前からちょーっと興味あったんだよね。

   この子、普段クールに見えるけど……結構いい反応、するからさ」


清春「じゃあさ、ちょい、じっとしててよ。

   オレらん中で誰が一番、おまえのいろんな顔、引き出せるか、勝負すっからさ」


良太「……ご、ごめんね。なんか、こういう流れって、一度乗っちゃうと、あんまり後には引けないって言うか……

   あ、あの……でも、僕も、ちょっと君の反応、楽しみかも、しれない……」





……という、ある程度中略しつつも、
限定版特典CDの中身をちょっとだけ、お見せしましょうコーナー……でし、……

ちょ、おい、孝臣! 原稿読むなら最後まで頑張れ!
でし、ってなんだ!? 語尾がおかしい!
    

はーる、もう孝臣放っておいて、次やっちゃおうよ。
えっと、次は 予約特典ドラマCD『千明の突撃インタビュー』の紹介です。


千明「じゃあ、気を取り直して、さっそくはじめましょうか~」


清春「ちょ、ちーちゃんオレまだしゃべって――」


千明「えー、まずはーそれぞれのゲーム本編の見どころとか、

   ここは俺、かっこいいぜーっていう、そういうところをおねがいしまーす」


――シーン


千明「え、なんで静かになっちゃうの?」


湊巳「ああ、順番にご指名受けるのかと思って……」


千明「あ、そういうのもあったほうがいい?

   じゃあ、好青年に見えて口が悪く、案外態度も悪い三谷湊巳くんから~」


湊巳「そういう指名の仕方を言ってんじゃねえっつの!

   あー、まあ……そうだな………………終始、かんっぺきだった感じ?」


良太「………………」


湊巳「え、ちょ、なんでそういう冷たい目で見てくんの?」


良太「いやいや。別に?

   ……え、それだけ? 湊巳のルート、僕いっぱい出演させてもらいましたけど、…………え、本当にそれだけ?」


湊巳「ッ……た……、たいへん、ご迷惑ばかりおかけしまして……」


良太「いーえ? 兄の面倒をみるのは弟の役目ですから」


湊巳「ち、ちあき……もう、頼むから次行って!」


千明「え、もういいの? 発言の機会もうなくなるけど」


湊巳「え、どんだけ俺に振る気ねえの?」


清春「ね、ね、湊巳終わったっしょ? じゃあ、次はオレな!!」


千明「あー待って待って。

   なんかね、本編の内容いちいち聞いても、実際にさ、

   僕、みんなのエンディングまだ知らないし、あんま良く分からないので―……

   質問をかえまーす!」


千明「なんかいろんなところで、僕らのプロフィールとか出てるけど、

   あんまり趣向については触れてないかなーって思うので、

   みんなの、好きなシチュエーションとか? なんかそういうのおしえてくださーい」


良太「……好きなシチュエーションって……どういう感じの?」


湊巳「つか、これ、どっちに聞いてる? 収録後だし、役で答えるべき?」


千明「そうだねー……まあ、どっちでもいいよー。その辺は。

   で、質問の方は、露葉としてみたいデートとか、着せてみたい服装とか、

   そういう各々の、萌えポイントをおねがいしまーす」




とかなんとか……、千明が、大騒ぎ、してます……

収録後のインタビューっつっても、結局オレらはいつも通りだったなー
    

そうだね。
なんだかんだ……、ウン、なんだかんだ……ね。

んん? どしたどした?
    

あーなんでもないよ! なんでもない!
割と……っていうか、微塵の狂いもなく、普段の僕らだった、よね?

……ん、自然体で、いいって……言われたしね。
とりあえず、もう、仕事終わったし……帰ってもいいかな?

や、ちょい待て!!
まだなんも、今後の更新内容とかそういうのやってねえだろ!

……………………え。

……え、じゃねえし!
おまえね、自分が今日の日誌の担当って分かってんの?
オレらはあくまでヘルプなの!!!

……ハル、俺……ハルのこと、信じてる……

やーーーそういうのいらねえし。
ちーちゃんだけだからな? そういう、なんか言っとけば最終的に面倒見てくれんの!
ほら、ちゃっちゃと終わらせちまえって!
    

……孝臣、後少しだから、頑張ろう?

…………はあ。

今後の更新内容ですが、新キャラが登場します。

湊巳の血に混ざる、ある存在の過去の姿。そして、運命を受け入れた少女。


……そして、ある条件を満たすと登場する謎の仮面の人物。

彼は、露葉に対して、「長い間待ち続けた」と、呟いて彼女に手を伸ばします。


一体、彼は何者なのか――

こうご期待。


…………はい、終わったよ。

…………孝臣が。

…………ノンストップでしゃべった。
すっげえ棒読みだったけど……

後は……、なんだっけ、新キャラが追加ってことで、
ギャラリーも……更新、するかも……しれない、ね。

あ、徐々にスピードが落ちてきた。

サンプルボイスも……どっか、その辺で、そろそろ公開しないとーって、
なんか、走り書きの、メモ……ある。

……はい、以上。終了です。
俺、もう、帰るからね。

え、ちょ……

……原稿読んだ後は、駅前の、限定スイーツ……千明と一緒に買いに行くって、約束してるし。
じゃ、次は……えっと、誰が、担当だっけ?

次は清春の番だよね?

え、お、おう!
……って、本気で帰るの? つか、オレもそれ一緒に食いに行こうかなー

……いいけど、そっちは今日、湊巳と出かけるんでしょ?

いーのいーの! どーせ、ゲーセン行くだけだし。
良太! 湊巳に行先変更って伝えて~

え、え、ちょっとふたりとも待って……!!

……あ、すみません。
えっと、今後は、サンプルボイスなどを予定していますが、
やっぱり……甘いボイスとか選んだ方が、いいの、かな?
ちょっと恥ずかしいけど……楽しみにしててくださいね。

あとは……なんだろう。
書き下ろしSSとか……もしかしたらあるかもです!
それでは、今回はこの辺で!

……孝臣ー春ー待ってよー!!!


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