――天。 僕は神様に会うため、天へ帰ってきていた。 もう何回も会っていると言うのに、未だに緊張する……。
あれ……? なんか、元気がないような……。
思わず声が漏れてしまった。だって、何の話なのか予想がついたから。
桃嘉さまの気持ちを考えると……言葉が出てこない。 ただ、本当に僕でいいのかとは思わない。だから――
彼女と同じ世界に、同じ存在で、同じ時を……そう望んでいる。 でも、やっぱり……この再会は切ないと思ってしまう。