お互いの胸に抱えているものを
晴らすための約束。

これが果たされた先には、
きっと幸福な未来が待っている。

逸色 珠沙
「なんだか、こうしていると
あの時を思い出しますね。
【狐の嫁入り】のおまじないを」
狐春
「ああ。そうだな。
あの時は、勝手にまじないを始めるから
随分と焦ったぜ」
逸色 珠沙
「あ、あれは、その……
本当に効力があるとは思わず……」
狐春
「ははっ。まあ、今では良い思い出だ。
だが……」