(……忘れてない。忘れたことなんて1度も……)
さらに強く抱きしめられ、言葉が途切れる。
(救う……) 以前にもあった 聖夜さんによる救済。 彼は何度も 私を救ってくれようとした―― (また、甘えてもいいのかな……)