水鏡 星絆
「聖ヤさんに聞いておいたんだ。
パフェを出す飲食店はないかって」
水鏡 星絆
「君、いつか言ってたじゃない。
甘い物に目がないって」

(……あ)

(あの時の会話を、ずっと……?)

水鏡 星絆
「お気に入りの喫茶店じゃないけど、
現世ではご馳走してあげられないからさ」
逸色 珠沙
「……覚えててくれたんですね」

彼が私との会話を覚えてくれていたことが
何よりも嬉しかった。

(私のお気に入りを……)

水鏡 星絆
「君と交わした言葉は、全部覚えてるよ。
もう忘れたくないからね」

そして、星絆さんはふっと笑うと、

水鏡 星絆
「これで夢がひとつ叶うよ。
君にパフェをご馳走したいっていうね」