【魅ナミ 冬ノ章~騒がしい冬の思い出~】
逸色 珠沙
「いいなあ、ハンバーグ。
ねえ、少し交換しない?
お弁当のおかずと」
飛騨 咲耶果
「いいね! そうし――」
???
「オレもハンバーグ食べた~い♪」
逸色 珠沙
「―――
―
」
後ろからよく知る声が聞こえて、
私は戦慄した。
咲耶果も私の背後を見て
目を丸くしていて……
逸色 珠沙
「…………なに、してるのかな?」
魅ナミ
「わざわざオマエと一緒の制服着て
会いに来てあげたの♪」