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亜古良さんが手を差し伸べていた。
亜古良「はい」
亜古良「手。どうぞ?」
自然な仕草に、私はお礼を言いながらその手を取って立ち上がる。
亜古良「大丈夫だった?
落として怪我とか」

亜古良「君、いろんなことがあって疲れてるのかも。
気を抜くのも大事だよ」

亜古良「あ、薔薇園でおいしい紅茶を淹れてあげる。
きっとリラックスできるよ」

亜古良「だから、一緒に行こう?」
亜古良さんはいつもと変わらない
笑顔を浮かべて、取った手に力を込める。

詩名 「……はい」
私は、頷いていた。


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