2014年3月4日
【特典紹介】限定版ドラマCDに癒されよう?
CATEGORY|特典紹介
- 蘇双、またこの時間がやってきたな……
- 今日の仕事は何?
- 今日は『限定版特典ドラマCD』の紹介をするんだよ。はぁ……
- 何ため息なんてついてるのさ
- だってこの間の限定版小冊子の企画ひどかっただろ!
あいつらが集まるとロクなことがないんだよ! 温度差すごいし!
- でも関定、これも仕事だから仕方ないよ
- わかってるんだけど、またあの冷たい反応かと思うと……。
でもそうだよな、文句言ってても仕方ないよな……
- そうだよ。僕もいるから頑張って
- 蘇双……! よ、よし、じゃあいくか!
- じゃん! 『十三支演義 偃月三国伝2』限定版特典ドラマCDご紹介企画~!
料理? 温泉!? みんなで力を合わせて関羽を癒せ~!!
- はい、拍手~! いえ~い! ふぅう~!!
- 何を浮かれている! さっさと始めないか!
- そうだ! 一刻も猶予はないぞ!
- ええー!? 何この温度! 前回と全然違う!!
- ちょっと、なんでこの年輩二人こんなにやる気なの? 若干ウザいんだけど
- 年輩って言うな! しかも若干ウザいってなんだよ! 若干ウザいって!
- ごめん、若干じゃなかった。すこぶるウザい
- 歯に衣全然着せてくれない!
- てかなんでいきなりそんなやる気なんだよ
- そりゃそーだろ!
- 張飛! そりゃそーって、じゃあお前もやる気なのか?
- 当然!
- 馬鹿のやる気ほどメンドクサイものないんだけど
- 馬鹿に謝れ! 意外と繊細なんだからな!
- 馬鹿ってのは認めちゃったよ。不憫な子!
- しかし、皆がやる気になるのも致し方ないぞ
- そうですね
- 趙雲に張遼まで? いったいどうしたって言うのさ
- みんなその限定版特典ドラマCDのあらすじってのを聞いたんだよ
- なんでも関羽が落ち込んでるって話なんだろ?
しかも、オレらがそれぞれのやり方でアイツを元気づけるっていう
- あいつが落ち込んでいるとなれば、俺はなんとしても癒してやりたい
- 私もそうです
- 落ち込んでるアイツを元気にしてやれば
きっとアイツだってもっと心を許してくれるだろ?
- つまり、あの娘を元気づけられた者があの娘の心を得られるというもの
- あの女の心を……?
- そうこれはたんなる限定版特典の話ではない!
戦……まさに血戦なのだ!!(BGM「進軍」スタート)
- 今再び……
- 血戦の時……!?
- って、血戦ここでやっちゃうの?
それは本編にとっておいてよ。(BGM「進軍」ストップ)
- 蘇双容赦ねぇな……。BGMをも止める的確なツッコミ
- まったくお前たちはさっきからギャーギャーと何を騒いでいるんだ
- 軍師殿
- こんなことをしている暇があるなら、もっと他にやるべきことがあるだろう
- でもさぁ諸葛亮、関羽が元気ないってことなら僕も黙ってられないな
- む……あなたは
- お、おい蘇双。この劉備様って……
- うん。黒い劉備様だね
- 劉備! 貴様は金眼の呪いに染まった劉備か……!
- なに? 僕とやろうって言うの?
- よせ、夏侯惇。今はそんな場合ではない
- ふふ、さすがだね曹操。そう、今はそれよりも限定版特典ドラマCDだ。
関定、蘇双、もう少し詳しいこと教えてくれないかな?
- えっと、そうですね。まずタイトルは『安らぎの場所』っていいます
- 安らぎかぁ。姉貴を元気づけて安らいでもらうために
オレらが頑張るって話なんだよな
- それだけ聞くとまともそうだな。
お前たちのことだからどうせまた下らぬ争いを繰り広げるかと思ったが
- それでいうと相変わらずな感じだと思うよ。
だって大人げない君主が誰よりも張り切るだろうからね
- どんな手段であの娘を癒してやろうか……。ふふっ、胸が躍るな
- そ、曹操様……
- ちなみに時系列としては曹操軍南征の途中なんだけど
この君主はそれを差し置いて関羽を癒しに行くみたいだよ
- 曹操様ぁーー!!
- そういうことであれば、私も堂々と関羽さんの下へ行けますね
- 張遼、お前まで!
- これは呂布様から伝授されました
“子猫ちゃん捕獲けーかく♥”を実行する時が来たようです
- ふっ、時は来た……か
- 来てません! まったくもって微塵も来てません!!
- そーだぜ! 姉貴のことはオマエらには関係ねーだろ!
姉貴を元気づけるのはオレらに任せろっての!
- そうだな。君主が不用意に国を空けるのも問題だろう。
大人しく国でも守っていたらどうだ
- そうそう。アイツのことはオレがちゃんと癒してやるからさ
- お前も他国の者だろうが
- オマエまで来るのかよ!
- それはそうだろ? アイツが元気ないっていうならどこへだって行くさ。
それで手取り足取り全身癒して、心も体もくつろがせてやるよ
- お前が言うとなんだかイヤラシイ
- 早く呉に帰っちゃえ
- ずいぶんな言い様だな
- 心も体もか……。確かに体をほぐすと心も癒されるというからな。
では俺はあいつに指圧をしてやろう
- ダメダメー! 指圧って、姉貴の体にがっつり触っちゃうだろ!
- 駄目なのか?
- ダメじゃないと思ったのかよ!
- でもなぜか趙雲が言うとあまりイヤラシく聞こえない
- 人徳ってやつだろうね
- オマエらオレの時とずいぶん違うじゃないかよ!
- 人徳ってやつだろうね
- 重ねてきた!
- 大事なことなので
- くっそー、趙雲のヤツだって絶対オレと変わらないのに。
むしろああいうヤツの方が危ないのに……
- まったくみんな好き勝手なこと言ってくれるね
- 劉備様
- 彼女を癒すのは僕の役目だよ。
だっていつも僕のこと抱きしめると落ち着くって言ってたし
- それは子供の劉備の話だろ!
今のオマエはデカいんだから間違えんなよな!
- ああそうだった。じゃあ僕の方が彼女を抱きしめてあげないとね
- ちっげーよ!
- 違うの? まぁいいや。
だっていくら誰が何しようが結局彼女は僕のものだからね
- 戯言を。あの娘は私のものだ
- おいおい何勝手に言ってくれてるんだよ。アイツのことなら黙ってないぜ
- はぁ、結局こうなったか。これではいつも通りだな……
- 諸葛亮は関羽のために何かしてあげないの?
- ふん、軍師は戦の戦略指揮を行うためにいるんだ。
たかが一兵のために何故私が何かをしてやらねばならない
- ふぅん。じゃあそのまま放っておくのか?
- 私があいつを元気づけることはない。
だがそのせいで軍全体の士気が下がるということであれば
その問題を取り除く必要はある
- 問題を?
- そうだ。あいつが一体何に悩んでいるのか根本の原因を探り
その問題を解決してやらなければならない
- それって、関羽のためにしてあげてることになるんじゃないの?
- 違うな。軍全体のためだ
- うわぁ、コイツめんどくせぇ!
- なんだと……
- まぁそれで言うと、めんどくさい人しかいないよ
- しかも八人もだぜ? この限定版特典ドラマCDいったいどうなるんだよ……
- ボクたちドラマCDに出番なくてよかったね
- そうだな……