限定版特典 ドラマCD シナリオ抜粋
ドラマCD
『学園ヘタリア DS
ある日のHRの出来事〜学芸会の練習「桃太郎」〜』
*学芸会の演劇で「桃太郎」を演じる事になった委員会メンバー。
配役は桃太郎にアメリカ、犬にイタリア、猿に日本、キジがドイツとなって……。
アメリカ「HAHAHA! さぁ、鬼たち、どっからでもかかって来い!
このヒーローがいつでも相手になるんだぞ!」
イタリア「わんわんわん。ねぇねぇ、そこの人!」
アメリカ「お、イタリアじゃないか! この俺に何の用だい!?」
イタリア「うん。アメリカが腰につけてるラビオリ、俺も食べたいなぁ〜」
アメリカ「これはラビオリじゃないけどな! きび団子って言うんだぞ!」
イタリア「え〜、ラビオリじゃないの〜〜? じゃあ、いいや」
ドイツ 「イタリア〜〜! それじゃ話が進まんだろうが!」
イタリア「うわ〜! ドイツだ〜〜!!」
ドイツ 「今の俺はドイツではない! キジだ!
お前も演劇の途中なら、劇中の登場人物になりきれ!」
イタリア「うわ〜ん。ごめんなさい、ごめんなさい! 俺、犬だよ〜。わんわんわん」
日本 「あのー、ドイツさん。そこまで必死にならなくても大丈夫ではないかと……」
ドイツ 「ダメだ、ダメだ! こういうのは最初が肝心なんだ! 最初の演技でしっかり観客に役どころをアピールしておかないとだな……」
アメリカ「そんな事より、君たちは順番に出てくるはずだろ?
なんで一度に出てきちゃうんだよ?」
日本 「……はっ!? そ、そう言えばそうでした! 誠に申し訳ございません!
つきましては今回の件に対する今後の対応に関して、一度本社に持ち帰りの後、慎重な検討を……」
ドイツ 「日本……テンパりすぎだ」
アメリカ「でも、まぁ、面倒な事はどうでもいいや。どうせ、最終的にはみんなにあげるわけだから、ここで一度に配ってしまおうじゃないか!」
日本 「さすがはアメリカさん。合理的ですね」
ドイツ 「こう言うのは合理的とは違うと思うのだが……」
アメリカ「とにかく君たちには今からきび団子をあげるから、俺と一緒に鬼ヶ島にいる鬼を退治に行くんだ! あ、ちなみに反対意見は認めないからな!」