柳 愛時 役 森田成一 様

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

台本が両面びっしりと台詞が印刷された大ボリュームで……。
100枚以上とめられる大きなホチキスが家にあるんですが、それで台本をまとめる作業から始まりました(笑)
最初の収録時はちょうど舞台に取りかかっている最中。
喉の疲労で口が回りにくく、納得のいくものが録れませんでした。
いけない事でしたが、その日収録した分はすべて破棄して次の収録時に録り直しをさせてもらいました。
スタッフの皆さんには申し訳なかったのですが、そのおかげもあって一気にいいものが出来て良かったと思っています。

柳愛時の魅力についてお聞かせください。

作中ではお父さんキャラのように言われているんですが、僕的には“先生”のような気がしています。
中学生か高校一年生くらいの担任を任され、「本当は非常勤講師くらいで良かったのに、がっつり面倒見なくちゃいけなくなっちゃったなぁ」という感じ(笑)
他のキャスト陣がやんちゃな人が多いので、キャラクターの顔よりもキャストの顔を思い浮かべながら収録しましたが、その想像がばっちりハマったと思います。
きっと、この話を聞いた浪川くんあたりは、「森田くんが一番やんちゃだろ」と言うかもしれませんが(笑)
本作のメンバーの中でそれぞれが負っている傷の重さ軽さは比べられませんが、周囲から大人に見られ、バランスが取れているのは愛時だと思うんです。
でも、ふとした時にこぼれ出る人間味が彼の魅力だと思います。

最後に、発売を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。

この作品は台本が本当に面白くミステリアスで、演じているときにも驚きがたくさんありました。
情報量が多いので、ゲームをプレイされる際は自分でチャートを作って楽しむのもいいかもしれません。
柳愛時を通して、僕が愛している新宿を感じて頂けたらうれしいです。


岡崎 契 役 梶 裕貴 様

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

作品の資料や台本を読ませていただき、世界観や設定、キャラクターやビジュアルの雰囲気がすごく素敵だったので、収録を楽しみにしていました。
乙女ゲームならではの恋愛要素はもちろんですが、ハードコアでシリアスな展開もしっかりと描かれているところが印象的な作品でした。

岡崎契の魅力についてお聞かせください。

シリアスな本作の世界にいながら、僕の演じた岡崎は常に飄々としています。
そんな、つかみどころのないミステリアスな部分が彼の魅力だと思います。
物語が進むにつれて、その笑顔の裏に彼がなにを隠しているのかが明かされていくので、楽しみにしていてください。
彼にも当然、触れられたくない部分というものがあるのですが、
それを乗り越えなければ恋愛の面においても次のステップに進むことはできないですし、彼がひとりのSPとして、人間として生きるということが難しいように思います。
岡崎というキャラクターを通して、僕自身もこの作品の“明と暗”を感じることができました。

最後に、発売を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。

かなり長い期間をかけて収録してきた作品なので、ようやくみなさんにお届けできると思うとうれしいです。
僕が感じたこの作品の魅力がみなさんにも伝わり、楽しんで頂ければと願っています。
多くの個性豊かなキャラクターが登場しますが、僕が演じた岡崎はなかでも際立った存在だと思います。
ぜひ彼の本音を引き出して、いっしょに幸せになれる道を探して頂けたらうれしいです。よろしくお願いします。


榎本峰雄 役 斉藤壮馬 様

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

長い期間、収録をさせて頂いたので、ようやく事件の結末を迎えられたなという気持ちです。
とくに峰雄は普段のセリフもずっと叫んでいるようなキャラクターだったので、憎めないバカという感じで、だいぶ愛着が湧きました(笑)
シナリオもおもしろくて、毎回楽しみだったので、ひとつ大きな旅が終わったという感じです。
あと、収録中に浪川さんから音声でメッセージが届いて、こんなの初めてだったのでビックリしました(笑)
浪川さん、このまえの焼肉、ごちそうさまでしたー!

榎本峰雄の魅力についてお聞かせください。

物語をかき回していくムードメーカー的な存在です。
最初に見たときは俺様系の役なのかなと思ったのですが、どちらかというと“大型犬”ですね。
決めるときは決めるけど、ふたりきりになると急にドギマギしたりするような人間くさい魅力があります。
最初は「俺はお前のことを信用してないから」というスタンスなのですが、まぁ……わりとすぐに信じたので、「あ、早いな」って(笑)
チョロイやつです(笑)そんなところも犬っぽいですよね。

最後に、発売を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。

本作はなかなか“サスペンス”とひとつにくくり切れない多様な伏線、ルート、キャラクターがあって、本当におもしろい化学反応を起こしています。
全ルートでいろいろな展開をしていくので、そのルートでしか見えないキャラクター像もあると思います。
なので、ぜひ全ルートを攻略して頂いて、“X-Day事件”の全容を見て頂ければいいなと思います。


笹塚尊 役 浪川大輔 様

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

尊くんは見た目がかわいくてキレイなキャラクターなので、声も作りこんでいくのかと思ったら、意外と自然な感じで、ナチュラルに演じさせて頂くことができました。
でもけっこうクールなので、その淡々さを続けるのは大変でした。
体力的にヘビィな作品だったと思います。

笹塚尊の魅力についてお聞かせください。

すごく頭がいい子ですよね!どんな状況になっても、自分が乱れることがない。
俗にいうツンデレというよりは、ほぼツンしかない(笑)
デレがあってもほのかな感じなので、その微妙な感じを「もどかしい!」と思うかもしれないですが、僕はそこが新しいと思いましたし、魅力に感じてくれるといいなと思います。
あとはいつもバカにしてきます! でも、本気でバカにしているよりも、脊髄反射で「バカ!」って罵る感じ(笑)
そこを受け止めてくれると、魅力的なキャラクターになるかなと。
あと、仕事にプライベートを持ち込まない。これ大事! 尊くんは若くしてそれができている大人です!
記念日とかを大切にしているところは意外でしたね。
どんなにやさしい人でも忘れちゃったり、サプライズが苦手だから……みたいなのってあると思うんですが、尊くんはそういうこともきちんと覚えていますから。

最後に、発売を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。

お話として、周りの環境がすごく特殊です。
殺人事件も関わってくるので、恋ももちろん大切ですが、事件を解決していくという重要なストーリー要素もあるので、そういう意味では幅広く遊べるゲームになると思います。
ぜひ両方楽しみつつ、尊くんを手のひらで転がせるようになってほしいです。
エンディングまでいけば転がせられるはずなので、途中で心折れずにがんばってください!


白石景之 役 木村良平 様

まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

くたびれました。
すごい量の特典ドラマCDを収録しましたので、皆さんもぜひ吟味して聴いて頂ければと思います。

白石景之の魅力についてお聞かせください。

白石はなかなかの曲者です。
最初から主人公に怪しまれているのですが、それすらも楽しんでいるところがある、とんでもないやつなんですよ。
こういうキャラクターはだいたい「意地悪で曲者で変わり者、でも根はいいやつだから」ってなるんですけど、彼は悪いやつです(笑)!
でも、恋愛パートでは突然の初心さを見せます。
そんな彼とどういうストーリーをいっしょに歩んでいくのかという点では、楽しいかもしれないですね。
意地悪も多いですが、とても優秀な人です。

最後に、発売を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。

他作品に比べて、キャラクターの年齢層が若干高めなのかもしれないですね。
そのあたりが学生の恋愛とはまた違う感じになるかなと思います。
あと主人公も含め、全員が非常に特殊な状況下にあるので、正直恋をしている暇があんまりないくらい……という、一風変わった乙女ゲームです。
登場キャラクターがとても魅力的で、彼らとともに時間を過ごしていくというのは他の作品と同じですが、
本作はそれ以上に、それぞれのキャラクターのルートで事件を紐解いていかないと、物語そのものの真相が見えてこないという、二重の楽しみ方がある作品だと思います。
白石くんを気に入って頂けるかは、……僕もちょっとわからないんですけども(笑)
ぜひプレイして、彼を救ってやってください。