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SPECIAL

キャストコメント

――まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

これだけの分量を演じるのは久しぶりでした。
やはり『CLOCK ZERO』特有の難しさとして“キャラクターの年齢感”というのがあります。小学6年生と大人を演じるだけでなく、神賀先生やキングなどいろいろなバージョンがありますし。
さらに今回は、中学生というまた一段とバランスが難しいところをメインに収録しました。
同一人物でも、成長すると性格がやや変わったり、大人っぽくなったりしますが、その狭間になる中学生を演じるのは難易度が高かったです。

――ご自身が演じるキャラクターの魅力を教えてください。

今回、初めてゲームをプレイされる方もいらっしゃると思います。
僕が演じている鷹斗は、子どもの頃はすごく優等生で、人当たりもよくて元気な子です。もし、僕が小学生だったときに周りに鷹斗がいたら、友だちになれただろうなと思います。
キングさんとは……友だちにはなれないかな(笑)。でも逆に、一度はいっしょにお酒を飲んでみたいですね。
まったく会いたくないわけではないですし、もしかしたらクセになるかもしれないです。
それくらい独特というか、ある意味ではわかりやすくて、主人公に対してはすごく愛情深いキャラクターです。皆さんはぜひ大きな心で受け止めてください。

――「中学生編」で、とくに印象に残ったシーンやセリフを教えてください。

「中学生編」を演じていて「中学生になったな」と思えたところがありました。
小学生の頃は友人関係は表面がすべてというか、みんなでワイワイしていることが多いですが、中学生になるとキャラクターたちが「お前がそう言うなら……」みたいに、ちょっとバランスを考え始める。
さらに大人になるとお互いに気を遣い合ったり、探り合ったりすることもありますが、中学生って狭間なんですよね。
鷹斗は生徒会長なので行事を提案したりするのですが、同じ生徒会の円がそれに意見するシーンもあったりして。
言われた課題をやっていた小学生の頃とは違い、中学生になった彼らが能動的に「こうやろうよ」と言い合って、前のめりに動いているところが印象的でした。中学生編では、一歩進んだ関係が見られると思います。

――「中学生編」にちなんで、ご自身の中学生時代の思い出を教えてください。

ちょうどダークサイドに落ちたあたりかな(笑)?  僕は子役からやらせて頂いていて、一度、中学2年生の頃にお芝居が嫌になりまして。小学校や中学校にはあまり通えていなかったんです。
ふだんは撮影所やスタジオに通って、夏休みは舞台に出たり、ドラマの撮影でお寺に泊まり込みだったり……まあ、嫌にもなりますよね(笑)。
そんな気持ちもあり、高校は芸能科があるところではなくて普通の都立高に進学して、そこからはスポーツに目覚めました。
また、思い出とはちょっと違うかもしれませんが、僕の時代って、まさにヤンキー漫画の『今日から俺は!!』のような感じだったんです。若い子たちはコスプレだと思っているかもしれませんが、金髪のリーゼントや、髪をツンツンに立てたヤンキーがいっぱいいましたからね。
同じ中学の3歳上に“浪川さん”っていうめちゃくちゃ不良の先輩がいたらしいんです。珍しい苗字ですし、僕が入学してきて早々に「1年の浪川って、弟じゃね?」ってなりまして(笑)。
「お前、兄貴いるか?」とヤンキーの先輩に聞かれて「います」と答えると、「おぉ……。これからよろしくお願いします」みたいな。ちょうど3歳上だから、その浪川さんはいい感じに学校にはいなくて、知らない浪川さんにずっと守ってもらっていました。かなりラッキーでしたね。
じつはこの話、未だに誰にも言ってないです(笑)。ちなみに、その浪川さんには会ったことがないですし、顔も見たことがありません。でも、僕の知らない兄貴は強かった(笑)。

――最後に、発売を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

新たなお話を加えた『CLOCK ZERO』が発売できるのは、応援してくださっている皆さんのおかげですし、この作品に魅力があるからだと思います。
たくさんのゲームがあり、皆さんが選べる時代のなかで、未だにこれだけ支持して頂けているということが嬉しいと同時に、演じるほうとしてはプレッシャーもありました。
とくにこの作品は、いろんな役者がいろんな年齢のキャラクターを演じているので、二度三度おいしいと言いますか、たっぷり楽しんで頂けると思います。
決して明るいだけのお話ではありませんが、心に刺さるお話です。ぜひプレイしてみてください。

――まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

PS2版の収録をしたスタジオで、またこうして『CLOCK ZERO』の新規ボイスを収録できて、うれしかったですし懐かしかったです。
個人的にもいろいろな思い入れのある作品なので、またこうして新しい展開があるのはありがたいです。
毎年「オトメイトパーティー」に朗読で出演させていただいたりはしていましたが、なかなか終夜とは絡む機会がなくて。
今回久々に「中学生編」で終夜とのシーンがあってすごく楽しかったですし、改めて『CLOCK ZERO』っていいなと感じました。

――ご自身が演じるキャラクターの魅力を教えてください。

幼馴染というポジションが非常に強いと思っています。 理一郎は小学生時代はわりと自分の気持ちに素直になれないんですけど、中盤以降になると世界観も大きく変わって、小学生時代と成長した姿とのギャップは大きな魅力だと思っています。
すごく頭もいい子なんですけど、プリンが好きというかわいい部分もあるので(笑)、序盤から最後まで理一郎を追っていただければ!
僕がアピールしなくても、ゲームをプレイしていただければ彼の魅力はしっかりと伝わると思っています。

――「中学生編」で、とくに印象に残ったシーンやセリフを教えてください。

2011年に発売されたドラマCDでも中学生の彼らを演じているのですが、今回の「中学生編」のあるシーンでそのドラマCDのエピソードを再録した箇所があります。
ボイスはもちろん今作用に録り直していますが、そのときに時間の流れをすごく感じました。でもやっぱり鷹斗や寅之助、円や央といったCZメンバーとワイワイやるのは楽しいですね。
あとはもう何度も言うんですけど、終夜との絡みが楽しかったです(笑)。新鮮でした、すごく! 

――「中学生編」にちなんで、ご自身の中学生時代の思い出を教えてください。

アニメやゲームといったサブカルチャーに、僕がいちばんどっぷりハマっていたのがこの時期ですね。
今でこそ声優のラジオ番組はWEBが中心になっていますが、僕が中学生の頃は土日の夜にラジオのチューナーを合わせてそれを流しながらひたすらゲームをプレイしていた思い出がありますね。某有名RPGに夢中だったのを覚えています。
あとは恋愛SLGなんかもプレイしていました。大人になって声優の仕事をするなかで、その頃の思いや経験が役に立っている、活かすことができているというのはすごくありがたいです。
そういう意味では、この仕事をするうえでいちばん大事なものを培ったのが、中学生の頃だったのかもしれませんね。

――最後に、発売を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

毎年「オトメイトパーティー」に参加させていただいて、キャスト陣にとっても非常に思い入れの強い作品です。
まだプレイをしたことがない方はぜひこの機会に『CLOCK ZERO』に触れていただければと思います。
また、ずっと応援してくださっている方には、今回「中学生編」が追加されたことで、また新鮮な気持ちでプレイしていただけるのではないでしょうか。
また新たな展開があるかもしれませんので、ぜひ今後とも『CLOCK ZERO』を引き続き応援していただければうれしいです。よろしくお願いいたします。

――まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

今回追加された「中学生編」は過去に発売されたドラマCDにはありましたが、ゲームにはなかった部分ですので新鮮に感じられました。
でも、中学生という子ども過ぎず大人過ぎず、というさじ加減は難しくもありました。
プレイヤーさんならご存知かと思いますが、子どものころの円さんはああいう子ですので、余計に加減が難しかったですね(笑)。

――ご自身が演じるキャラクターの魅力を教えてください。

円さんは簡単に言うとツンデレですね。もともと、感情表現が上手にできない子で、自分を抑圧していたところがあって。
そこから主人公たちと出会い、「自分を出してもいいんだ、許されるんだ」と、枷から解放された反動が、過度なスキンシップにつながっていくんですけど(笑)。
そういったギャップがいじらしい人物ですので、そこも魅力だと思います。
また、このゲーム自体が特殊な作りになっていて、小学生時代から始まりますが、彼は見た目も含め、いちばん様変わりするキャラクターなのではないかなと思います。まあ、いろいろ苦労があったんでしょうね。
ああならないと自分を保てなかったのかもしれません。だから、そんな彼に触れた方ならきっと「幸せになってほしいな」と、思うのでは。

――「中学生編」で、とくに印象に残ったシーンやセリフを教えてください。

中学生になって大きく性格が変わったというわけではないのですが、小学生の時点でみんなに「自分の気持ちを言っていいんだよ」と気づかされたことで、円なりに少しずつ自分を出せるようになっています。
ただ、ヒロインより学年がひとつ下であることに対し、想うところもあるようで……。その一方で、自分の想いに気づききれていないところもあるんですよ。「この気持ち、なんだろう」というような。そういったところは年相応ですね。
年下キャラならではの、そういったかわいらしさが感じられます。
ちなみに円さんは鷹斗の下で生徒会役員をしています。ゲーム本編をプレイした方ならわかるかと思うのですが、そういった関係性に『つながり』を感じてグッときましたね。

――「中学生編」にちなんで、ご自身の中学生時代の思い出を教えてください。

中学2年生の終わりに、坊主頭になるのがイヤという理由でバレーボール部を辞めました。まあ、2年生までは坊主頭だったんですけどね。
そのころ、先輩たちが引退していよいよ自分たちの時代だということで、髪を伸ばしていたんです。でも、3年生の春から新しく赴任してくる先生が顧問になると聞いて。
その先生がいた学校では、部員も、先生自身も坊主頭。これではまた坊主頭に戻ることになると思い、先生が赴任する前にスパッと部活を辞めました。若さゆえですね(笑)。

――最後に、発売を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

もうすぐ10周年を迎える作品ですので、過去にプレイされた方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、中学生編という新規収録の部分もありますので、ぜひまた遊んでいただきたいですね。
また、時代をあまり感じさせない物語ですので、これを機にまだプレイされていない方にも触れていただければうれしいです。
我々キャストもオトメイトパーティーなどでほぼ毎年、何かしらイベントをやらせていただいていますが、非常に楽しいですし、やり応えのあるゲームですので、ぜひお手に取っていただければと思います。

――まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

『CLOCK ZERO』本編自体はずいぶん前に録らせていただいてますが、そのあとにもオトメイトパーティーなどのイベントで何度か共演者の皆さんと演じさせていただいているので、自分の中ではすごくひさしぶりっていう感じはなかったです。
でも、今回の追加要素の収録で「最初の収録からもう10年くらい経つ」とスタッフさんから聞いて、「もうそんなに経ったんだ!」って、ビックリしました。
でも、またいっしょにやらせていただくのはうれしいです。

――ご自身が演じるキャラクターの魅力を教えてください。

キャラクターそれぞれにいろんな魅力があると思うんですけど、寅之助に関しては「建前や思ってもいないことは言わない」っていうところでしょうか。
言葉はちょっと強めだったり、当たりがきつかったりするんですけど、全部本心に近いというか、飾らないところが魅力でもあると思います。
あとは、ギャグ時空だとツッコミ役に回ったりしてがんばっているんですけど、本編はそこまでギャグじゃないはず……。
ギャグ時空をいっぱいやりすぎて、どれか本当のトラかわからなくなってきますね(笑)。

――「中学生編」で、とくに印象に残ったシーンやセリフを教えてください。

もともとこの作品には時間軸や、いろんな時空の概念があって、収録のたびに設定にあわせながら演じるのが楽しいんですけど、ギャグ時空も含めて、いろんな世界線的なものを許容する懐の広さがある作品だと感じています。
なので、今回もまた新たなラインが追加されたのかなっていう印象ですね。特別「ココ!」っていうよりも、今回も僕はツッコミが多かったので全体的な印象のほうが残っています(笑)。
きっとこれから石田さんの声とかが入って、さらにおもしろくなるんだろうなっていうシーンがいろいろありました。

――「中学生編」にちなんで、ご自身の中学生時代の思い出を教えてください。

都内の中高一貫校だったんですけど、世代的に子どもの人口が多かったので、クラス数がとても多かったですね。30人くらいの人数でA~Fクラスまでありました。今だと考えられないですね。
でも、そんなに人がいるにも関わらず、校庭が狭くて、テニスコートは2面しかなかったんです。もうどれだけ人いると思ってるの!? っていうね(笑)。朝礼のとき、全生徒が並べないんですよ。
だから、運動会とかは競技に参加する人だけ校庭に行って、それ以外の人は体育館や教室で待機して、呼ばれるのを待つという環境でした。教室の窓から「今、なにやってるの?」って見たりしてね(笑)。クラスごとの入れ替え制。
都内で人が多いとこういうことになるんだなっていう中学生時代でした。

――最後に、発売を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

『CLOCK ZERO』の最初のプラットフォームはPS2で、そのほかPSPとかにも移植されたりしているんですけど、ユーザーの方からとても温かいお声をいただく作品で、イベントでも発売されてからずいぶん経っているのに「まだ呼んでいただけるんですか!?」って思うことも多いです。
オトメイトパーティーに関しては今回で8回も呼んでもらっていて、新規タイトルもいっぱい出てるし、そろそろ呼ばれなくても不思議じゃないかなっていう環境なのにうれしいですね。
鳥海さんとも「これだけ呼んでもらえるなら、新作を作ればいいのに」って話した記憶があります(笑)。
昔から応援してくださっているユーザーの方にはNintendo Switchという新機種で追加要素を楽しんでいただき、10年前は5歳でしたなんていう人たちには逆に新鮮な気持ちで遊んでいただけたらって思います。
昔のプラットフォームではフルボイスはちょっと……っていうこともあったのに、今のメディア媒体は容量が大きくなっていて、やりごたえがあるボリュームになっています。
ストーリーも含めて、その辺りもやり込んでいただけたらうれしいと思います。ぜひぜひ楽しんでください。

――まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

今回の収録では中学生時代のパートがほとんどだったのですが、終夜は相変わらずおかしな人でした(笑)。彼は大人になっても変なところが残っていますから、当然かもしれませんが。
でも、子どもなら何か変なことを言っていてもちょっと変わってるけど、子供だしまあ良いかとに許してしまいそうですけど、大人はそうはいきませんよね。
そんな彼がなぜ組織の中枢にいられるのか不思議ではありますが、それでも理論派で物事をちゃんと考える人でもあるので、そこでバランスが取れているんだろうなと思います。
いっぱいキャラクターが出てくるなかでの終夜のトンガリかたというのでしょうか、色付けがハッキリしているのがいいですね。

――ご自身が演じるキャラクターの魅力を教えてください。

変な人担当なので、ほかのキャラクターが彼に対してツッコミを入れるのと同時に、プレイヤーの皆さんにもツッコんでいただければと。
そういう楽しみかたをしてもらったらよいのではないかと思います。

――「中学生編」で、とくに印象に残ったシーンやセリフを教えてください。

あるコンテストに参加するシーンがあるんですけど、そこで終夜はいろいろ争いごとが起きるのは好まないから、「自分が一番になれば誰も喧嘩しないで済むし、平和だ」と言うんです。
ゲーム内でもそのひと言についてのツッコミは入っていたのですが、僕としてはそういうことを何のてらいもなく言えてしまえるメンタリティとか、価値観の人って幸せだなあ、きっと幸せに暮らしていけるんだろうなって思いました。
そういえば、そのとき終夜が「今の自分がいるのも、こういう場に立てているのも、自分を自分たらしめてくれるみんなのおかげだ」と語るんですが、つい最近、リアル世界の人で同じようなことを言っている方がいらっしゃって。その人も「自分がここに立ってこういう人間だと言えているのは、自分が主張しているからじゃなくて、みんながそういうスタイルの自分を認めてくれているおかげです」と。
それを聞いて「ああ、ピュアな人だなあ」と、あまりに汚れてしまった自分との違いをまざまざと見せつけられた気がしました。
その出来事がなかったら「終夜は架空の人物だし、そういうキャラクター付けの人がいてもいいかもね」と思うだけだったかもしれません。
でも、世の中には自分の価値観の範囲では「こんな人いるはずがない」と思っているような方が実際にいるんだから、自分の判断基準や価値観を漂白してやらなきゃいけないなと思いました。

――「中学生編」にちなんで、ご自身の中学生時代の思い出を教えてください。

中学のときの思い出としては、悪いことばっかり覚えていますね(笑)。そんなにキラキラした楽しい時代ではなかったですから。
きっと、ほかの方が「中学時代にはこんな楽しかったことがあった」とおっしゃっているでしょうから、そういうのを聞いたり、いい思い出がある人はそれを大事にしてもらいたいなと思います。
僕の代わりに。いままさに青春を謳歌しているという人もそうですね。中学時代も、過ぎてしまったらそのときの思い出はもう作れないですからね。

――最後に、発売を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

シリーズは来年で10年目になるそうですが、改めて10年という月の流れのすごさを感じています。
『CLOCK ZERO』は発売年と同じ2010年が舞台ですが、物語はそこからさらに時を重ねて未来を描いていました。いま、発売から年月が経ったことで、我々のリアルな現在がもうすぐ作品中の時間を追い越してしまいますね。
先のことを書いていたフィクションに現実世界が追いつくとちょっと悲しい感じもします。SFなんかでも「ああなっているはずだったのに、こんなんにしかなっていない……」とか。
ただ、作品中の世界のように、極端に科学文明至上主義になっていないのは幸せなことかもしれません。
長年のファンの方はそうやって比べたりする楽しみかたもできるのかなと思います。
また、10年にもなるとこれまでの作品を知らずに、まっさらな状態で受け取るプレイヤーさんも出てくるだろうと思いますが、そういう方に新鮮な作品として響いてくれるといいなと思っています。

――まずは収録を終えてのご感想をお願いします。

いつも、年を重ねるごとに「まだ小学生(を演じるの)は大丈夫かな」と感じていたのですが、今回は中学生でしかも一発オーケーをもらえたのでよかったなと思いました(笑)。
中学生というのは大人と子どものあいだの難しい年代ではあるのですが、ベースは子どもでたまに大人の顔を覗かせるというイメージですね。

――ご自身が演じるキャラクターの魅力を教えてください。

央は言動こそ子どもっぽく見えますが、精神面はかなり大人という少年です。
そのギャップを楽しんでいただきたいのですが、初めてプレイされる方には彼の子どもっぽいところにダマされないでねと言ってあげたいですね。

――「中学生編」で、とくに印象に残ったシーンやセリフを教えてください。

今回、新たに大人と子どもの中間期である中学生時代のエピソードが描かれることで、どんなふうに成長していったかの過程がふとした台詞や行動で感じられると思います。
僕も演じていてすごく納得がいきましたし、ぜひ楽しみにしていただきたいポイントではあります。個別のシーンでは、卒業式のひと幕がいい話だなと感じました。
央としては少しめずらしい場面もあったので、収録もイメージを擦り合わせながら進めていくんだろうなと思っていたら、僕がイメージしていた演技でわりとすんなりオーケーがいただけて、それにも驚きました(笑)。

――「中学生編」にちなんで、ご自身の中学生時代の思い出を教えてください。

修学旅行で京都を訪れたのですが、気付けば甘味ばかり食べていたというのが思い出に残っています。
逆に大人になってから行ったときのほうが、当時よりずっといろんなものに感動したんですよね(笑)。
当時はずっと本ばかり読んでいたかもしれません。純文学が好きでしたし、ほかにもいろんなものを読んでいました。

――最後に、発売を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

演者として長く関わらせていただいていると、ありがたいことに皆さんからお手紙をいただく機会もあるんです。
それらを読むと「自分が小学生だったころを思い出しました」とか「自分が彼らだったらどうだっただろうと思うことがある」というご意見をよく目にするんですよ。
だから、この作品を通じて皆さんに当時のことを思い出してもらって、楽しんでいただけると僕もうれしいですね。
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