• 紫鳶[シエン]=クリノクロア 「大丈夫? 怪我とかしてない?」
  • 玻ヰ璃[ハイリ]=ラリック 「し、紫鳶さん!?」
  • 我に返って驚いた。
    転びそうになった私を支えてくれたのは、なんと紫鳶さんだった。
  • 玻ヰ璃[ハイリ]=ラリック 「す、すみません! いきなりぶつかっちゃって……!」
  • 紫鳶[シエン]=クリノクロア 「ううん、気にしないで。熱烈な歓迎をありがとう」
  • 紫鳶さんはクスクスと笑いをこぼしながら、焦りに焦りまくっている私を見つめる。
    その視線はとても優しく、私はいたたまれない気持ちになり、顔に熱が集まるのを感じた。